ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダムは素敵な時間泥棒さん
こんばんちわ。電気チューンズです。
色々映画とかドラマとか相変わらず観てるんですが、まるで更新してませんです。
全てはコレのせい。
ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム
勿論前作のブレス オブ ザ ワイルド(以下ブレワイ)もガッツリ遊ばしてもらったのですが、この続編がまた最高に面白い!前作のブレワイが私のゲーム人生の中でもBest3に入るぐらい好きだったんですが、今作もまあ凄い。何というかブレワイをもう一回記憶消して1からやりたいなーという願望を叶えてくれるというくらい恐るべし面白さです。
相変わらずの時間泥棒で、時間が溶ける溶ける。にも関わらずマップだけ見てもブレワイより2倍以上ありそうで、いくら遊んでもまだまだ終わりそうもないボリュームです。
空もあるし
地下世界まで!(怖い)
こんな広いのに密度濃いゲームをよく作れるなと、もうひれ伏すしかない。土下座でやるしかない。土下座ゲー。ドゲーです。
そしてボリュームが多いせいか、謎解きはブレワイより気持ち難易度軽めな気がします。やはり新能力がすごい便利!天井があればどこでもすり抜けて行ける「トーレリーフ」とか、大体のものを巻き戻せる「モドレコ」この二つがヤバすぎて快適な上に謎解きの発想がもう4次元的というか、今までのゲームではあり得なかった攻略や戦い方が可能になってしまうのです。
画像だと分かりにくいですが、天井をすり抜けてます
画像だと分かりにくいですが、物体の動作を巻き戻せます
これは大変危険で、現実世界にも影響を及ぼしてしまい、つい現実でも「あの建物の軒先かなり出っ張ってるから登れそう」とか物を落っことしても「モドレコで戻そう」とか考えてしまうことが増えております。他にも暗い夜道をあるいていると、つい「アカリバナであの辺照らすか」「しまった弓がない」とか思うことがしばしばあります。日常がゼルダに侵食されてしまいます。
暗いところを照らせるアカリバナは地下探検に必須
そんな訳で、ハイラル王国を今日もウロウロしてしまうのでした。いくらゼルダか「リンク…リンク…わたしを探して…」と呼んでも、新しい料理のレシピを試したり、楽しそうに暮らしているボコプリン達を爆弾矢で爆破したりして、一向にゼルダを探す気配がありません。まあ、ブレワイの時に100年待ってられたんで大丈夫でしょう。
ゼルダ「アイツ全然探してねぇ。知ってたアイツはそういうヤツだった」
クリアまでまだまだかかりそうです。
でわでわ。
私はダウンロード版にしました。すぐやれるからね。
言わずと知れた前作。勿論名作なんですが、今作をやると物足りなくなったりして。
最近観た映画やドラマとか聴いた音楽をだらだらと語る
どうも基本お久しぶりな電気チューンズです。こんな不定期更新なのに長らく続いています。やはり何事も力まずにだらだらやることが継続の力なんじゃあないでしょうか。
さて、今回は時間が空いてしまったのでだらだらと最近私が観た映画とかドラマとか聴いた音楽の感想でも書こうと思います。更新していない間も何となく色々観たりしている訳ですが、語りそびれたりしたものもあるので、ここでまとめて書いちゃいましょう。
シン・仮面ライダー
出た〜庵野秀明監督の新作。今更紹介する必要もない「仮面ライダー」の映画化です。一応紹介しておくと仮面ライダーは今は亡き石ノ森章太郎先生原作のヒーロー漫画です。今だに日曜には新作のライダーが活躍しておりますが、今や原作の名残りはタイトルに仮面ライダーとあるくらい進化しています。
さて、今回のシン・仮面ライダーですが、今までシン・ゴジラとかシン・ウルトラマンとかシンエヴァンゲリオンとかやってきた庵野秀明監督のシンシリーズ最新作ということになるのでしょうか。
感想はというと、つまらなくはないけど本当に面白いのは前半30分くらいまで。そっからはまあ普通くらいの映画です。前のシン・ウルトラマンの時も思いましたが、今回の仮面ライダーも映画というよりドラマ向きな気がするんですよね。Netflixあたりで全12話くらいでやってくれたらどっちももっと評価されてたと思うんですよね〜。
昔の特撮モノって、どうしても技術的にとか予算的に正直ショボい部分があれど、ドラマが面白いことによって観る側で忖度して、これは画面ではこんなヘッポコキックだけど、本当は物凄い威力のキックなんだ。と脳内変換しながら観ていたと思うんですが、時は21世紀の現在に仮面ライダーをやるのだから、もう昔みたいな脳内変換をしなくても観れるんだ!と、思ったら昔のテイストを残したいのか知らんけど、ショボいものはショボいまま、味があるでしょ?と言ったスタンスで来るので、それはちょっとねえ、と思ってしまいます。
シン(新)仮面ライダーというよりキュウ(旧)仮面ライダーって感じですね。もしくはシン(辛)仮面ライダーとか。
アニメ的な演出を実写で撮ると言った方針なんでしょうけど、今回ハッキリしたことはアニメ演出を実写映画でやると寒い!ということでした。
まあ、庵野監督にはアニメの新作を作ってもらいたいですね。人間何事にも向き不向きというものがありますので。
西部戦線異常なし
Netflixオリジナル映画で、制作はドイツですね。第一次世界大戦をドイツ軍に志願して入隊した新兵の地獄巡りが描かれています。今年のアカデミー賞にもノミネートされていますが、まあこれは凄まじいですね。改めて戦争ってクソだなと思わせてくれる素晴らしい作品だと思います。こんなクソな戦争を今もやっているのですからねえ。この映画に出てくるようなバカな偉い人がやらせるんでしょうね。ラストの何の意味もない不条理で空虚な戦闘が戦争というものの全てだと思います。思い出すだけでもテンション下がります。そしてようやく終戦したかと思いきやその後ご存知の通り第二次世界大戦が始まる訳ですから人間はクソとしか言いようがありません。しかし犠牲になるのも常に人間。どーなっているのやら。
元々は1929年に書かれた長編戦争小説で、1930年に映画化されております。第一次対戦が終わったのが1918年ですから終戦後すぐに書いた訳ですね。ので今回のはリメイクという事になります。こちらはさっきのシンと違って、昔の映画をちゃんと今描くべきテーマと映像でしっかりとリメイクしています。
こちらは1930年版。ラストの無常感が印象的です。
ちなみに、プライベート・ライアン以来の戦争映画の戦闘シーンは大抵凄いですが、この映画の戦闘シーンも凄いです。
ノットフェス
人間はクソということで、People=Shitと歌ったスリップノット主催のヘヴィロックフェス「ノットフェス」を観に幕張メッセ行きました。驚いたのはその音量!フジロックやサマソニやその他様々なフェスやライヴを観てきましたが、音のデカさが半端なくてビックリしました。サウンドチェックの音で身の危険を感じたのはイギー・ポップのライヴ以来です。
さて、スリップノットも当然カッコよかったのですが、今回はコーンがベストアクトでした。(まあその他はマキシマム・ザ・ホルモンくらいしか観てないですけど)コーンの音のスケール感と迫力はさすが百戦錬磨のベテランバンドで貫禄十分。ヴォーカルのジョナサンは王の風格すらありました。バンドのイメージの割にサービス精神満点なのもいいですね。バグパイプも吹いてたし。ベースがベキベキベースの人じゃなくなっていたのは残念でしたけど。
コーンさいこーん。観たのは98年のフジロック以来。
スリップノットも初めて見たけど良かったなぁ
こんな人達も居て楽しかったです。
U2 ソングス・オブ・サレンダー
私の大好きなU2の新作が3月に出ました。今作は新作というよりも昔の曲のニューアレンジ版を収録したアルバムという感じです。過去の名曲を新たなアレンジで録り直したものですが、基本ピアノやアコギでアコースティックというかアンプラグドというか大人しいバージョンで録り直しております。
どの曲もU2クオリティなのでしっとりリラックスして聴くにはいいですが、オリジナルを超えるものは一つもないので、まあエッジのキラキラギターを期待しているとガッカリします。後、基本ボノ(Vo.)とエッジ(G.)二人の演奏バージョンばかりなので、アダム(Ba.)やラリー(Dr.)の出番はあんまりないです。そもそもラリーは今腰だかを悪くして次のツアーには出れないそうな。ドラマーはよく体壊すので早く良くなって欲しいものです。
なので今回のアルバムはU2のアルバムというよりは、エッジのソロ企画にボノが歌ったみたいなものだと思ってもらっていいのかなと思います。ゆったり聴くにはとてもいいので喫茶店でかけて欲しいですね。
マンダロリアン シーズン3
マンダロリアンのシーズン3がディスニープラスで絶賛配信中です。ボバ・フェットの後半を観ていないと話が繋がらないという欠点はありますが、始まってしまえば相変わらず毎回見せ場が用意されていて飽きさせず面白いドラマです。毎回怪獣が出るのも嬉しいですね。
しかし話が進むにつれ、何となく悪名高い続三部作(エピソード7〜9)に繋がっていきそうで複雑な気持ちにもなります。何だかエピソード9の続きの映画も発表されたしスターウォーズ関連は何ともゾワゾワしますね。でもマンダロリアンは面白いです。
ノック 終末の訪問者
最後はついこの前観てきたM・ナイト・シャマラン監督の新作です。森にある別荘でのんびり暮らしていた家族のところへバカデカ男のデイヴ・バウティスタが「あたんたらの内誰かが死なないと世界が滅びます」と突然押しかけてくるからまあ大変。と言う掴みはバッチリの相変わらずのシャマラン映画なのですが、これがまた困った映画でした。
あんまりネタバレしたくないのですが、簡単に言うとドンデン返しがないのがドンデン返しという、それってそのまんまって言うんじゃあ…と言う映画でした。まるでジョルノの「終わりのないのが終わり」みたいですがw
相変わらずの展開を引っ張り力は遺憾なく発揮されており、最後まで面白いのですが、ラストでポカーンとなりました。
とまあ、ここ最近の私の観た聴いたものをざっと紹介してきました。
今後も見たい映画やドラマ、聴きたい音楽がありますので、また感想をあげていきたいですね。今回はこの辺で。
ちなみに新曲ももうとっくに出来ているのですが、忙しくてYouTubeで流すイラストが描けていないので絵が描け次第アップします。
でわでわ。
こちらは1930年版。2022年版はNetflixでしかみれましぇん。
コーンの最新アルバム。カッコいいです。
こちらはスリップノットの最新アルバム。ドラムの人が亡くなってしまいましたがまだまだ健在です。
これはこれでいいですが、次はちゃんとした新曲のアルバムを出して欲しいですね。
M・ナイト・シャマラン監督の前作。脱出不可能な海岸にいるとどんどん老けてしまう話。素直に結構面白いです。
エブリシング エブリウェア オールアットワンスは面白いけど万人向けではないよ(ちょっとネタバレ)
祝!キー・ホイ・クァン!アカデミー助演男優賞受賞おめでとうございまーす!!
どうも電気チューンズでやんす。
いきなりお祝いしてしまいましたが、今回は先週末観て来たこの映画
エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
なげーよタイトル。訳せよ。と、思うかもしれませんが、これを訳さずズバリ英語をカタカナにしての邦題には実は意味があるのです。
まあ、そんなタイトルですが、公式が「エブエブ」って呼んでね。と、宣伝してますのでまあエブエブでいいでしょう。他にいい略も思いつかないし。エプワン?エブシン?ブリブリ?ブリブリはアウトですね。
脱線気味ですが、まずはこの映画を紹介していきましょう。脚本監督はダニエルク・ワンとダニエル・シャイナートさん達。ダニダニコンビですね。エブエブのダニダニで覚えましょう。「スイス・アーミー・マン(2016年公開)」なんかを撮ってます。私は未見ですがハリポタの彼が主演してます。
制作はアンソニー・.ルッソとジョー・ルッソのルッソ兄弟。アベンジャーズやキャプテン・アメリカを撮ってるアメコミの巨匠です。
主演はミシェル・ヨー。
香港映画のアクションスターとして80年代に活躍。その後結婚して引退しますが、3年後に離婚してジャッキー・チェンにお願いされて復帰。「ポリス・ストーリー3(1992年公開)」にてジャッキーを上回るトンデモないアクションを披露している。(当時は確かミシェール・キングだった)
バイクで走っている汽車の屋根に飛び乗るシーンはアクション映画史に残る名シーン。
その後、007のボンドガールとして「007 トゥモロー・ネバー・ダイ(1997年公開)」に出演。背後の敵に顔面蹴りが出来る女優としてハリウッドでも人気者に。その後もアクション映画を中心に活躍しています。
そして、ヨーさんの旦那役で出演しているのは、キー・ホイ・クァン!
何と言って「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説(1984年公開)」のインディの相棒役ショーティことショート・ラウンドです。スピルバーグに見出されて大人気子役としてその後も「グーニーズ(1985年公開)」にも主演して、アジア系の為に日本でも人気者に。
左はインディのショート・ラウンド 右はグーニーズのデータ
しかし、その後ジョナサン・キーと改名をするものの俳優としては仕事がなく、裏方(武術指導とか)で活躍していましたが、このエブエブの役が来る時にはコロナ禍もあって健康保険も切れてしまうほど生活が困窮していたとのこと!再起を賭けて全力でこの役に取り組み、見事アカデミー助演男優賞を受賞したという訳です!凄い偉い!!
アカデミー賞でインディことハリソン・フォードと抱き合う姿は涙無しには観れない感動的な瞬間でした!
さて、そんなアジア系俳優が活躍する映画ですが、あらすじを簡単に説明すると、
ある時突然、いくつもの世界が並行して存在するマルチバースに飲み込まれてしまった1人の女性(ミシェル・ヨー)やがて、それぞれの世界に存在する別の自分の記憶や特殊能力を手に入れた彼女は、すべての世界に迫る重大な危機に立ち向かう。というお話。
さて、こっから感想。
今流行りのマルチバースやら、並行世界とかなんか小難しい話だと思うかもしれませんが、小難しいを通り越して前半はほぼ訳わからないままガチャガチャとなんだかやかましく進みます。イマイチあっちとこっちのバースの行き方がよくわからないのと、ルール説明が雑と言うか、とにかくなんかガチャガチャしてるのです。もう少し整理されていれば良かったなぁ〜と思います。
そして前半の展開がとにかくじれったい。ピンチもガチャガチャしてるせいで全然ハラハラしないし、はよカンフーしなさいよとイライラさせられました。
更に、基本的にギャグが滑り気味。そして下品!私が歳とったせいかもしれませんが、どーにも下ネタに寒いものを感じてしまいました。
しかし!!
この映画の価値を上げているのが役者のチカラ!特にキー・ホイ・クァン!
彼の心の底から込み上げるイイ人オーラが涙を誘いますし、キレキレのカンフーも最高でした。往年のジャッキーを思わせるそこら辺にあるものを使って戦うスタイルが素晴らしかったです。これは近いうちにMCU入りも間違い無いでしょう。
そして、彼の言う「Be Kind(優しくしようよ)」がこの映画のテーマと言えるでしょう。もう彼のせいで後半はなんだか涙がダダ漏れ状態になってしまいました。
勿論主演のミシェル・ヨーさんも素晴らしく、前半のいかにも生活に疲れ果てた主婦の姿とか様々なバースで見せる様々な姿がそれぞれコスプレではなくちゃんと人生を感じさせていて凄いと思いました。
モブかと思ったらジェミー・リー・カーチスだった税務署のおばちゃんも強烈で良かったですね。「領収書にはあなたの人生がある」みたいなことを言って説教したりして一瞬なるほどなと思ったけど、領収書には金がらみの記録しかないから、ちょっと違くね?と思ったけどまあいいです。
岩も良かったですね。虚無感。
そして、何より感動するのが、この主人公のヨーさんが、無限の可能性があるマルチバースの中で、最も何も成し遂げられなかったヨーさんであることです。しかし「何も成し遂げられなかったからこそ」無限の可能性があるんだとこの映画は訴えております。現実とぶつかり夢をあきらめてしまったり、仕事に追われてこんなのは自分じゃないと人生を悔やんでいる人は沢山いると思いますが、「だからこそ」無限の可能性があるんだよと、「だからこそ」得ることが出来たかけがえのないもなのがあるんだよと、何とも優しいメッセージじゃあありませんか。だからラストは涙がドバドバでちゃう訳なのです。
まあ良いところと悪いところが半々くらいの映画なんで、アカデミー賞作品賞!って言われると、はぁ?ってなりますが、まあ観て損はないですのでやはり劇場で観ることがオススメです。
でわでわ
ヨーさん大活躍アクション!ジャッキーに「俺より目立ちすぎw」と言われたとか。
キー・ホイ・クァンと言えばインディ2作目のショート・ラウンドですね。
こっちでも発明キッズとして大活躍!
ガンニバルを全話観ました
こんにちは電気チューンズです。
今やサブスクが当たり前の時代ですが、今ディズニープラスで絶賛配信中のドラマ
ガンニバル
をご紹介しましょうぞ。配信ドラマと言えば私の中では海外ドラマなんですが、これは日本制作の邦ドラマです。日本製のドラマをガッツリ観るのなんて何年振りかわかりませんが、これはとても面白かった!!
監督は「さがす「2022年公開」の片山慎三監督。この「さがす」もメッチャ面白いのでオススメです。ただしこの監督の作品は人間の嫌な部分をガッツリ見せてくれるので万人にはオススメ出来ませんが。今後も期待させる新たな日本映画監督です。彼は「パラサイト 半地下の家族(2019年公開)」のポン・ジュノ監督の助監督をしていた人のようで、つまり只者ではない感じです。多分韓国語も喋れるのでしょう。
原作は「週刊漫画ゴラク」に連載していた漫画です。作者は二宮正明。漫画ゴラクと言えばミナミの帝王とかですよ。
確かに漫画を読むと「ああゴラクで連載してそう」と言う絵柄ではあるのですが、漫画も面白いです。一巻しか読んでないけど。ただ漫画の方がまだ地に足が着いている感じで、ドラマ版の様なヤバさはそんなにないかもです。
あらすじ
あらすじを簡単に書くと、都会から遠く離れた山間にある「供花村(くげむら)」配属されて来た警察官の阿川大悟(柳楽優弥)は、犯罪とは無縁の穏やかなこの土地で家族と静かに駐在員として暮らし始める。しかし、早々に一人の老婆の奇妙な死体で見つかり、彼は少しずつ村の異常性に気付いて行く。そして、“この村では人が喰われているらしい”という、衝撃の噂を耳にする。前任者の駐在も発狂して失踪したとのことだったが…
みたいな導入。簡単に言うと映画「ミッドサマー(2019年公開)」のような独自の風習や慣習がある現代社会のルールや法律が通用しない様な、怖い田舎サスペンスホラーです。
何にもない平和など田舎かと思ったら全然あった!という話。
さて、この「ガンニバル」の何がいいのかを何点か挙げていってみましょう。
その1
画面のルックがバシッとキマっていてる。何というか、所謂邦画にありがちな貧乏臭さがまるでない!「さがす」はまだ邦画っぽい貧乏臭い画面なんですが(まああの映画はその方が映画の世界観にあっているとも言える)「ガンニバル」は何というか画面がリッチ!普通の森だったり田舎だったりする背景が何故か全然貧乏臭くない。知ってる日本の風景なのになんだか異世界の様に映っていて驚きます。ロケーションもいいんでしょうね。湖に囲まれた様なところよく探して来たなと感心しました。第一話の村に橋渡って入っていくところなんて正に異世界へいらっしゃい的な雰囲気でゾクゾクしますね。
その2
やっぱりキャスティングですね。と言うか主演の柳楽優弥さんの凄さです。
最初こういう排他的で閉鎖的で前近代的な村に都会から来たよそ者がネチネチと酷い目にあっていき、どんどん一線を超えた恐ろしい展開になっていくのかなぁと思って観てましたら、この柳楽優弥さん扮する駐在さんも実はやべー奴でやべー村の連中に全然負けてないところが、とても斬新でした。
犯罪者は基本ボコボコw
高台から敵を突き落として一言「ボケカスが」
この駐在さんは普段は人のいい若い警官なのですが、沸点が死ぬ程低くて、相手がちょっとでも敵意を見せようものなら「なんだテメェら?殺すぞ?」とすぐキレてしまいます。もう北野武監督の「アウトレイジ」に出て来そうなくらいのヤベー奴なのです。
原作の漫画では訳ありな警官ではあるものの基本的にはマトモな人なので、ドラマにするにあたつてこの改変、アレンジが突出している部分と言えるでしょう。
最初はこの人きっとこの村で酷い目に遭わされるんだろうなー気の毒に、とか思って観ていると、「めんどくせえなぁ」「ああ?」とヤベー奴スイッチがカチッと入るという。うおおなんだコイツ。コイツならこの腐った村の悪事を暴けるかも!とよくわからない期待を持って観てしまいました。
他の役者さんもクセの強いキャラで次々出てくるので、もうマトモな奴1人もいないじゃん状態に陥ってしまうでしょう。
後藤家のヤベー奴 後藤睦夫(酒向芳)
そして、やっぱり「あの人」でしょう。観ていない人はどの人だよと思うでしょうが、この「あの人」が超ヤバい。もうヤバいばっかり言ってますがヤバすぎて笑っちゃいます。「あの人」については観てのお楽しみw
その3
そして先の読めないストーリー。読めないけど先が気になってドンドン観ちゃいます。漫画が原作ということもあり、ともすればバカバカしいシーンになったり安っぽくなっちゃいそうなところも、演出力と画力でそうはさせないところが凄いと思います。後日本が舞台でも田舎が舞台だとこんなに銃(猟銃)持った奴がゾロゾロいるのかとビビりますし、銃撃戦がこんな嘘っぽくなく描かれているのもうまいと思いました。
めっちゃ銃突きつけられてますけど「なんだぁテメーら?あぶねーだろ」くらいの駐在さんw
まあ、そんな訳なんでこんな恐怖と緊張感とサスペンスに溢れたドラマが全7話で観れるのだから是非未見の人は見て観てください。ちょっとゴア描写もありグロいとこもありますので要注意で。
ディズニープラス独占なのでディズニープラスに加入する必要があります。入ったついでにスターウォーズも観ちゃえばいいと思います。
そんな訳で配信ドラマ「ガンニバル」オススメです。
でわでわ。
片山監督の映画。面白いですがズシーンと重い一作です。
北欧田舎も怖いぞホラー。でもやりすぎてちょっとコメディ?
原作漫画。基本のストーリーは一緒です。違うのは主人公の性格w
フェイブルマンズで知る映画の魔力
どうも電気チューンズです。もうすぐアカデミー賞ということもあって今映画館でアカデミー賞ノミネート作品が色々公開されていますね。今回はトップガン マーヴェリックとかエブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスなど真面目な映画をノミネートするイメージのあるアカデミー賞にエンタメ映画がバーンとノミネートされているという珍しい展開になっていますね。別にトップガンが不真面目って言ってる訳じゃあないんですよwあんな真面目な映画はない。
さてそんな中、今年のアカデミー賞の本命。アカデミー賞常連のスティーブン・スピルバーグ監督の最新作もノミネートされております。今回はスピルバーグ監督最新作をご紹介。
フェイブルマンズ
来ました。本命。今作はスピルバーグの自伝的作品で映画監督になる前の少年時代・青春時代を描いています。監督自身「この物語を語らずに自分のキャリアを終えるなんて想像すらできない」と言うくらい思い入れのある映画のようです。
監督はもちろんスティーブン・スピルバーグ。脚本はトニー・クシュナーと共作しています。通常スピルバーグはあまり脚本は書かないのですが、今作は自伝的映画ということもあって、「ミュンヘン(2005年公開)」「リンカーン(2012年公開)」「ウエスト・サイド・ストーリー(2020年公開)」で脚本を書いたトニー・クシュナーとガッツリ二人で作っております。
撮影はもちろんヤヌス・カミンスキー。今やスピルバーグ映画に欠かせないカメラマンとなっている彼も当然今回も登板です。編集もマイケル・カーンで、この人もスピルバーグ映画の編集を「未知との遭遇(1977年公開)」からずっと手がけている人です。
そして音楽は映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムズ。今年公開のインディ・ジョーンズ5で引退と言っていましたが、引退を撤回して生涯現役で頑張る宣言をしています。今作はピアノ曲を中心にまたもや素敵な曲を作っています。はっきり言って今作はサントラがとてもいいです。まだまだ元気に続けて貰いたいですね。
まさに万全の布陣!
さて、今作はどうゆう映画かというと、スピルバーグの自伝的な映画ですが、主人公はサミー・フェイブルマン。まあスピルバーグの分身ですね。サミーが少年時代に映画に出会い映画へ惹きつけられて行くことと、サミーの両親、特に母親を中心に物語は進んでいきます。
映画を観る前は、いかにスピルバーグが映画と出会い、映画の魅力に惹き込まれ、映画監督になったかを、スピルバーグの過去作の名シーンをオーバーラップさせたりして、映画愛に溢れた暖かい映画みたいな感じかな、と思っていました。確かに途中まではそんな感じなのですが、途中から家族の(特に母親の)シリアスな展開になっていき、結構思っていたのと違う映画になっています。スピルバーグの超私的で超秘蔵なエピソードをセキララに描いているので何とも辛いと言うか気まずいというか複雑な気持ちにもさせられる映画です。
幼い頃両親に初めて映画に連れて行ってもらって観る「地上最大のショウ(1952年公開)」の列車衝突シーンに文字通り衝撃を受けて、激突し破壊されるものに惹かれるようになったサミーが、おもちゃの列車で衝突させるのですが、その衝突シーンがおもちゃの列車とは思えないくらい「地上最大のショウ」を再現していて最高でした。改めて「スピルバーグすげえな」と思わされます。このエピソードは結構有名なスピルバーグ自身のエピソードなのですが、観客ごと追体験させて、「地上最大のショウすげえな」と思わせてから、更に自分でも再現してみせるというスピルバーグ。流石ですね。
地上最大のショウの列車衝突シーン ミニチュアなんでしょうが凄い迫力!
学生時代に撮った自主制作の西部劇や戦争映画を作っているところも見れてメイキングを見ているようで楽しくなりました。
↓コチラはスピルバーグ本人の撮った自主制作映画
今作ではこの自主映画も再現していてとても楽しいです。
今作で出番は少ないものの重要な登場人物として、ジャド・ハーシュが演じるボリス伯父さんがいます。ボリスは「お前には芸術の血が流れている」とサミーに映画制作の楽しさを語りますが、その一方で「芸術は家族と常に衝突し引き裂かれる関係にある」と伝えます。これが後々予言のように意味がわかるのですが、ここから今作はどんどん辛い展開になっていきます。
あまり書くとネタバレになってしまいますが、サミーが家族の記録映像を編集中に家族の秘密に気づいてしまうのですが、その演出がまるでサスペンス映画のようで、さすがスピルバーグだなと改めて感心させられます。
学校の思い出づくりイベントの撮影係になってクラスメイトを撮影するのに、いじめっ子で嫌なやつなのに、ついかっこよく撮ってしまうところもいいですね。例え大嫌いな奴でもファインダー越しに写る姿のカッコよさには嘘をつけないんだな〜と思いました。昔ナチス製作した「民族の祭典」というプロパガンダ映画があって、内容はただのプロパガンダで「ドイツ最高!我が国最高!ドイツの選手は世界一イイイイィィ!!」みたいなんですが、そこに映っている選手たちの映像は確かに素晴らしいので複雑な気持ちになるのを、ユダヤ人であるスピルバーグが感じた気持ちと重ねたのかなと思いました。
また、その映像を観たいじめっ子本人が見せる反応が予想外でハッとさせられました。てっきり「お前すげえな」みたいになって仲良しになるのかと…
スピルバーグ映画を観ていると、「流石」「すげえ」「上手い!」とか語彙に乏しくなってしまいますね。
そして何といっても今作のもう一人の主役と言ってもいい、サミーの母親のミッツィ(ミシェル・ウィリアムズ)の演技が素晴らしくてアカデミー賞も取っちゃいそうですね。家族でキャンプに行って母親が酔っ払って踊り出すシーンが、美しいやら痛々しいやら素晴らしいやらでなんかおかしくなりそうでした。
そんな訳で、この映画は、映画の素晴らしさを描いた映画というより(まあ最終的には一周回ってそれも描いているのですが)映画の持つ魔力に気付いた(気付いてしまった)少年の物語のように感じました。映画は現実も映せば虚構も映すことが出来るという、使い方一つで人を感動させたり喜ばせることが出来る一方で、人の内面を曝け出したり、ありもしないものを映したり、観たくもないものまで映し出すことだって出来る、恐ろしい魔法のようなものだということを言っているのかなと思いました。そしてその映画の魔力こそが映画の魅力なのだと。
個人的にスピルバーグの映画を観ていると、まるで魔法にかけられたかのような感覚がたまにあって、ハッとさせられて「あ、また魔法にかけられた」と思うことがあるのですが、彼は映画の魔法の使い方を完全にマスターしているのでしょう。
そして、最後にとっておきのオマケが待っているので、観客はメチャクチャ笑顔にさせられ、「また一つ映画の魔法にかけられたなあ」と思わされて終わるという、これこそ映画だなと思わされました。
こんなん劇場で観れるのだから映画好きなら絶対観るべき一作です。是非是非映画館でみましょう。
でわでわ。
スピルバーグの原体験映画。アマプラでも観れまっせ。
E.T.もスピルバーグの自伝的要素が多い映画とも言えるでしょう。
インディ3作目の最後の聖戦ではインディの父親が登場。断絶した父子の和解を描いています。
インド映画「RRR」がおもしRRRろいい!!!
RRRをご存知か?
どーも毎度ご無沙汰の電気チューンズです。
今回は去年の10月に公開されたものの未だにロングランで公開されつづけている超面白映画
RRR(アールアールアール)
をご紹介紹介しようと思います。
と言っても、私も今年の1月になってようやくこのRRRを観たくらいのインド映画弱者なので大した紹介は出来ませんが、そこはまあいいじゃあないですか。
さて、まずこのRRRですが、監督はS・S・ラージャマウリと言うお方で、インドで「バーフバリ」などの面白い映画を次々に撮っている監督です。彼の他の映画は後でご紹介しようと思います。
タイトルのRRRとは、監督のラージャマウリと主演のラーム・チャランとラーマ・ラオ・ジュニアのイニシャルから取った仮タイトルだったのですが、もうこれでイイべ。と本タイトルになったもので、それ以上の意味は特に無いようです。
この映画の何が面白いのかと言うと、ケレン味溢れたアクションシーンや役者たちのオーバーな演技が満載なので、一見バカ映画の様に見えるものの、実は全てにちゃんとした意味や伏線があるように計算され尽くした映画だというところです。所謂バカ映画の「そーはならんやろ」と言うツッコミどころが実は映画の中でちゃんとした意味があると言う、とても高度な、それも世界レベルで高度なことを成し遂げているのです。
例えば命の危険が危ない子どもを助ける為に、カッコよく旗をサッと取ってから助けに向かうという、普通のバカ映画だと「なんで旗持ってくんだよw」というツッコミに「カッコいいからだよ!」くらいの理由で流してしまうところを、この映画の場合ちゃんとした理由と意味があり、「うわっ意味あるのかよ!」と、ただカッコいいだけでなくアクションに必然性があるので「なるほど!」「うまい!」と膝を打ってしまう訳です。
他にも一見無茶苦茶で絶対無理だろうと思うシーンでも「うわっこれならイケるかも」と思わせてしまう説得力と納得させ力が、更に伏線も生かしてバーンと観せられてしまうので、もうこれは楽しむしか無い!と誰もが惹き込まれてしまうのです。
もうこれは、インド映画はレベル高いなーって言うレベルでわなく、世界トップレベルのアクション映画なんだと言っていいと思います。昨年の大傑作「トップガン/マーヴェリック」と同レベルかそれ以上の映画だと言えるでしょう。
もう一つ言うとこれは3時間もあるのに一瞬も長いと感じさせないところですね。3時間なのに中身がみっちみちに詰まっているので、3時間でもむしろ足りないくらいの牽引力で物語を最後まで引っ張ってくれます。多分無駄を削ぎ落として磨き上げてなんとか3時間に納めたのでしょうね。
なんでこれを2022年に観た面白い映画に挙げてなかったかと言うと、単純に今年になってから観たからです、すみません。
それを今更オススメしているのは、時間が経って冷静になっても「やっぱ良かったな〜」と思えるところと、他の映画を観ても「なんか足らねー」と思ってしまうようになったからです。一時期マッドマックス怒りのデスロードを観てから他の映画を物足りなく感じてしまったのと同じですね。
インド映画なので当然歌やダンスのコーナーもありますが、歌は物語を語るナレーションであったり、キャラクターの心象風景などの役割となっているので、インド映画に馴染みのない人もスーッと入っていけるようになっているのも世界中で大ヒットしている所以でしょう。
ダンスもちゃんと物語上の必然性があるので、ダンス中も物語が停滞しないのがいいですね。
これはアクションシーンに言えることで、アクションも、通常の映画だとこの敵を倒すこと以外の意味がないアクションがほとんどですが、RRRはアクション中も物語が停滞せずどんどん展開していくのでその辺もこの映画が優れたところと言えるでしょう。
今のインド映画はなんとなく80年代にノリに乗っていた香港映画の超絶進化版のように感じます。
ついでにこの映画の監督さんS・S・ラージャマウリは、この他にも面白い映画を撮っているのでその辺をご紹介しましょう。
まずは、
バーフバリ 伝説誕生(2015年公開)※日本公開は2017年
バーフバリ 王の凱旋(2017年公開)
の、バーフバリ二部作です。これは、前編後編併せて5時間半くらいあるのですが、それでも描ききれてないくらい内容がみっちみつの映画です。
古代インドの叙事詩「マハーバーラタ」を元に滝の下で育った若者がのんきに暮らしていたが、数奇な運命に導かれるうちに己の出生の秘密を知る!と言うのが前編のお話しで、後編は若者の父親に何があったかという回想と、運命を受け入れた若者の闘いが描かれております。
そしてインド映画なんで当然歌と踊りが満載!多彩なアクションや合戦シーンもタップリ!そしてバーフバリの「な、なんてスゴい漢なんだ…!!」という描写で満ち溢れており、もうそれだけなんですが、まあずーっと面白いので前後編5時間でもあっという間です。
こんなですもんw
より神話よりのお話なのでRRRよりアクションが現実離れしていますので、より極端なアクションが観れます。
しかし5時間以上もあるのに描き切れていないことが結構あった気がするのが残念です。前編で出てきた女の人があまり後編で活躍しないとか。まあ、これは完全版もあるので、その辺もちゃんとあるのかもしれませんが。
とりあえず日本でインド映画がヤバい!となったキッカケがこの映画なんでとりあえず必見です。
続いて、
マガディーラ 勇者転生(2009年)
コチラは、400年前の戦いで死んでいった恋人同士が時を越えて現代に転生するというお話。テーマは「輪廻の永遠の愛」。現代の転生後の再会と前世の回想とを描き、最終的に過去の因縁のある敵と戦うというもの。過去の戦いはバーフバリ的な神話っぽい感じになっているので、これが進化発展してバーフバリという映画になっていたのかな、という感じです。また主演がRRRのラーム・チャランなので、RRRのラーマにヤラレた人は必見です。
恋愛モノでもあるのでタップリ恋愛パートもあり、手が触れただけで前世の記憶が蘇ったり、恋の駆け引き的なシーンも微笑ましくあるので恋愛映画好きにもオススメできます。しかし、なんでインド映画の主役の男って根拠のない自信に溢れているのでしょうかwそしてそんな男に言い寄られてすぐ満更でもなくなるヒロインというw
しかし、現代パートと過去パートでそれぞれ異なったアクションが見れてお得ですが、バーフバリとRRRを見た後だとちょっと物足りないと感じるかもしれません。CGや合成もちょっと荒い気がしました。
マッキー(2012年)
悪人に殺された若者がハエに転生して復讐をするというアクション・コメディ映画。これはめっちゃ笑えます。
この映画の主人公は根拠ない自信がちょっと度を越していて、もうお前それストーカーだろ、というレベルまで行っているのですが、それでもやはり満更でもないヒロインと相思相愛になっちゃいます。しかしうまくいった矢先に殺されてしまう主人公。かわいそーと思っていたらなんとハエに転生して復活。このハエ目線の転生からの一連の流れが最高で、ピクサーのバグズライフかと思いました。その後もハエの頑張りは続きヒロインの協力も得て復讐をしていく痛快な展開になっていくのでとても楽しいです。敵があまりに酷い目に遭うのでちょっと同情してしまうレベルです。
ハエの筋トレw
当然ダンスシーンも踊るのはハエですがタップリあるので満足度はかなり高いでしょう。
他にも面白いインド映画はあるみたいですが、私が最近AmazonプライムとNetflixで見れたのが上の3作なんでとりあえずこれらがオススメです。どれも面白かったですね。長いの多いけど。
そんな訳でRRRは、映画好きなら好きになること間違いなしの、感動のブロマンス歴史傑作アクション大作なので、まだまだ映画館でもやっているうちに劇場で観るのがオススメです!!
欠点と言えば長いというところですが、逆に考えると同じ映画料金で通常より1時間も楽しめるので、むしろお得と言えるでしょう。
でわでわ。
ちょっと長いかな〜って人は王の凱旋だけでも観てみよう!
転生ものが人気の日本向け。
ハエダンスは必見!
サウンドバー「DENON DHT-S217」を購入 レビュー
あけましておめでとうございます。電気チューンズです。と言っても結構正月から経ってしまいましたが。
さて、今回は先日購入したサウンドバー「DENON DHT-S217」のレビューです。
サウンドバーと言うのは、簡単に言うと横長のスピーカーです。昔は家のテレビの音をサラウンドで聴くためには、AVアンプやサブウーハー、複数のスピーカーを揃えてホームシアターシステムを構築する必要がありましたが、(所謂5.1チャンネルとか)最近ではこのサウンドバー一台をテレビの前にデーンと置くだけでサラウンドが楽しめるようになりました。
まあ結構昔からYAMAHAからこういったバーは出ていましたが、最近は一台でバーチャル5.1チャンネルが聴けたり、ドルビーサラウンドが聴けたりするようになっており、より手軽に自宅でサラウンドが設置できるようになりました。接続も簡単でテレビとこのバーをHDMIケーブルでブスッと繋ぐだけ。今までのサラウンドシステムと違って複数のスピーカーを部屋のあちこちに設置する必要がなく、そんなに広くない部屋でも設置できるので住宅事情がアレな日本に適していると思います。
そもそも私も10年以上前にONKYOのサウンドシステムを(安いやつ)を、ちまちまスピーカーを増やして5.1チャンネルにしましたが、これのAVアンプが流石に調子が悪くなってきたのでそろそろ買い替えを考えておりました。それに子供が居る関係で普段はしまっているスピーカーを映画観る時にいちいち設置するのも大変だし、古いAVアンプなので最新のサラウンドシステムに対応していないので思い切ってこれを売っぱらい、最近安くなってきたサウンドバーへの買い替えを企んでおりました。
そんな訳で長年世話になったONKYOさんのサウンドシステムの埃をとってキレイにしてから近所のハードオフに売りに行った訳です。まあAVアンプはボロだけど他のスピーカーはトール型の奴もあるし、(こんなヤツ↓
サブウーハーもあるのでそこそこの値段になるかなと思っておりましたが、売値がなんと
500円
安っwwwwww
見事に買い叩かれてしまいました。一緒についでに売りに行ったNintendo Switchのミートピアが1,800円……なんてこったいゲームソフトに負けたw
まあ多少ゴネるも諦め、500円を握りしめて帰宅。改めてサウンドバーを買うことで気持ちの整理をすることにしました。しゃーない切り替えてけ。
ワイが売ったONKYO(´;ω;`)。。。
そーしてお馴染みのビックカメラさんから購入したのがコチラ
DENON DHT-S217
シンプルでカッコいい。主張がない分目立たずテレビ台に溶け込んでいます。
↑ゼログラビティ上映中
サウンドバーはSONYやYAMAHA、JBL、BOSEなど各社様々な製品を出していますが、私がリサーチに次ぐリサーチを重ね、この製品が一番コスパがいいと判定いたしました。
同じ価格帯の製品ではSONYのHT-X8500やYAMAHAのYAS-109、JBLのBAR 5.0 MultiBeamと比較検討しました。その結果、
SONYは高音が弱くちょっと篭って聴こえる、
YAMAHAはちょっと型が古いのでDolby Atmosに対応していない、
JBLは音を部屋に反響させてサラウンド感を出すため部屋の配置によって効果が全然違う
などのデメリットがあったためDENONを選びました。
SONY HT-X8500 高音に難あり(らしい)
YAMAHA YAS-109 古い Dolby Atmos無し
JBL BAR 5.0 MultiBeam 部屋の配置によって音響に差が出る(らしい)
以上の各社のデメリットを調べ、買った後に後悔しないように検討した訳です。
では、DENON DHT-S217の良いところを上げていきましょう!せっかく買ったのでもう良いところしか見たくない!
良いところ
eARC/ARCと4Kパススルー対応!
eARC/ARCに対応していないとHDMIで機器を接続しても光ケーブルも接続しないと音が出ないので少し面倒。うちでは光ケーブルをSONYのネックスピーカーで既に使用しているので、これをいちいち付け替えなければならないので非常に面倒です。そしてDolby Atmosも対応しません。
あと、4Kパススルーと言うのはAppleTVなどの外部再生機器を観る時にサウンドバーを経由してテレビに繋ぐのですが、このパススルーがないと4Kの映像が観れないみたいです。うちはAppleTV 4Kで映画を観るのでこれは必須という訳です。
これらがなんなのか知りたい人はネットで調べると良いですよ!(←そんなにわかってない
Dolby Atmos対応!
さっきからアトモスアトモス言ってますが、やっぱりせっかく新しい機器を買うのだから最新の音声フォーマットで聴きたいじゃあないですか。これを非対応の機器を買った場合、いくらサラウンドに聴こえても、「でも、これはDolbyAtmosじゃあないんだ…」といつまで経っても気になってしまいそうなので。もうプラシーボでもなんでも良いからこれは必須でした。
ちなみにDolby Atmosとは左右と低音の5.1チャンネル以外にも上下の高さを表現する音声フォーマットです。
お値段!
定価は30,000円くらいですが、2023年1月現在では27,000円くらいです。安い。昔のシステム組んでたら安くても7、8万円余裕でいっちゃいます。ちなみにSONYのHT-X8500は37,000円くらい。
音質!
まだ本気で試していませんが、モードをMOVIEにしてマッドマックス 怒りのデスロードやゼロ・グラビティを観てみましたがなかなかのサラウンド感でした。そして音量を上げると結構な迫力!あんまり上げると奥さんがすごい迫力で迫ってきますので普段はそんな上げれませんが家で映画を観る分には充分な迫力だと思います。低音もズンズン効いています。
Dolby Atmosは…まだ実感出来てませんが、ちゃんとDolby Atmosに切り替わっていたので満足。
更に、このサウンドバーは音質にもこだわっていて、モードをPUREにするとサラウンド処理を無くして原音に忠実な音を再生出来たり、ダイアログエンハンサー(3段階)によって人の声だけをハッキリ聴こえるように出来ます。
その他!
Bluetoothにも対応しているので、スマホの音声をサウンドバーで鳴らすことも出来ます。
そんな訳でお家時間を充実させるアイテムとしてのサウンドバーはとても良いと思います。手軽な値段で接続も設定も超簡単。音もめっちゃいい!これがあれば家が映画館に!とまでは言いませんが、かなり映画にのめり込んで観れるようになるのではないでしょうか。
なので、サウンドバーを買うならDENON DHT-S217がオススメです!
でわでわ。
今回購入したのはコチラ。これは良いものだ。
上位機種としてサブウーハー付きのもあります。