こんにちわ。電気チューンズです。
ここ最近から本格的に面白いアニメ作品が映画や配信でどんどん出てくるので、今回は私が最近観て面白かったアニメ作品について語ってしまおうかなと思います。更新が隔月になっていることなんか全く気にしません。なんというかもっとゆったりとしたペースで日々を歩んで行ったらいいんじゃあないかと思っています。
さてここ最近世界的にもアニメーションも次々と名作を生んでおり目が離せなくなっております。この流れのターニングポイントというかゲームチェンジャーとなったのは、やはり
スパイダーマン/スパイダーバース
でしょう。
すごい背景であるとか、ヌルヌル動くとか、作画がくずれないとか、すごいアニメの基準は様々ありましたが、このスパイダーバースは、そこから百歩くらい一気に先に進んで細部まで描き込まれたアメコミの絵をそのまま動かして見せるというある種アニメ化の夢を成し遂げました。
好きな漫画がアニメした時大抵思うのが、「漫画の絵がそのまま動いたらいいなあ」ということだと思います。それを実現したスパイダーバースでは全てのシーンのどの瞬間を一時停止してもアメコミの1コマレベルの作画になるというもの凄い物でした。アカデミー賞長編アニメ賞は伊達じゃない。
これ以降アニメ作りの人達は、スパイダーバースを目標にして次々と面白いアニメを作り出していくことになります。
その次にオススメがこれ
ミッチェル家とマシンの反乱
Netflix限定のCGアニメなんですが、時折挟まれる演出が2D手書きアニメというか、落書きのような絵が常にくだらなく笑かしてくるのに中毒性がある最高に面白いアニメです。今時の配信映像風というか、TikTok風というか、何ともドラッギーな映像が楽しくてスパイダーバースとはまた違って、絵の面白さ、絵の奇抜な演出が斬新でこれは必見です。
お話も王道な変な家族が絆を取り戻すというわかりやすいものだし、それにAIの反乱が絡んできて大変なことに…。という大人から子どもまで楽しめる傑作です。スパイダーバースのフィル・ロードとクリス・ミラーコンビが制作しているのもポイントですね。ホントこの2人の作品にハズレなし。
ちなみにNetflixだとアーケインというアニメもなかなか良かったです。ただお話がそれほどじゃあないんですよね。絵はすごいです。
さてさて日本のアニメも負けていません。
THE FIRST SLAM DUNK
少年ジャンプの人気コミックを今更アニメで映画化ファン以外は誰も期待していなかったのがファン以外も巻き込んで大ヒット。原作者の井上雄彦自らがCGアニメに手書きで作画手直ししていくという気の遠くなるような作業の末とんでもない傑作が生まれてしまいました。
そもそも原作の漫画自体の絵がめっちゃ上手いのにそれが動くってんだから凄いことですよ。アニメ観ない、世代じゃないって人にこそ観てもらいたいですね。8月まで劇場公開してましたから、これからソフト化、配信となるのでしょうが、早く家でも観たい。
そしてそして
出た〜
スパイダーマン/アクロス ザ スパイダーバース
頂点を超えるのは常に頂点!よくわかりませんが、スパイダーバースを超えて来たのはやはりスパイダーバースだった。待望の続編が前作を完全に過去のものにしてしまうという進化っぷり。恐るべし。アニメーターが「地獄を見た」とか夜逃げした。とか色々言われているほど狂ったクオリティの作画。前作でもまるで絵柄の違うキャラが同じ画面で飛び回る衝撃はえりましたが、今回は更にもう通常アニメじゃないものまで動き回って画面中えらいことになっています。
欠点と言えば途中で終わってしまって続編に続くということくらいかな。その続編もいつ出来上がることやら。まあ気長に待ちましょう。
そして今回何故アニメ特集にしたかと言うとこれを観たからです。
ティーンエイジ ミュータント ニンジャ タートルズ/ミュータント パニック
これがまたすげー良かった。作画も3DCGに手書きで落書きテイストを加えたようなストリート感のある絵になっていて雰囲気・世界観は最高。何よりキャラクターと王道なストーリーがとても魅力的で良かったです。
何よりこの絵だけでもイケてますが、これがヌルヌル動き出すことの快感は他では味わえないでしょう。今作はさっき紹介した「ミッチェル家とマシンの反乱」の脚本家のジェフ・ロウと言う人が監督をしており、制作やキャストにセス・ローゲンも加わってとても楽しい作品に仕上がっています。結構泣けるし。
そして、何と言ってもサントラがいい!音楽をナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーがやっており、やっぱこの人天才だなーと改めて感心しちゃいました。トレント・レズナーはデヴィッド・フィンチャー監督の映画音楽を色々手掛けておりサントラの達人でもあるのですが、今作のちょっとアナログシンセのチープなインダストリアルロックがとてもカッコよくてアクションシーンが盛り上がりっぱなしでした。
更にカメ達のお父さんがネズミなんですけど、声をジャッキー・チェンがやっていることもあって椅子やそこら辺の物を武器にするジャッキーアクションが観られるのもポイント高いです。
今回色々紹介して思ったのですが、アニメの作画が凄いのも大事なんですけど、やはりどれもストーリーが面白い。ある種ベタな展開だったりするのですが、ベタだからこそアガる!わかってるな〜っと熱くなれると思うのです。
今後もきっと次々と新たな驚きを与えてくれるアニメが作られると思うので、楽しみに待っていたいと思います。
でわでわ。
とりあえずこれを観ないと始まらない!必見!
と、その続編もうネクストレベルというか別次元です。
Netflixで配信で観れますがBlu-rayも出てます。エンドロールまで楽しめます。
タートルズはまだBlu-rayで出てませんが、ここはマイケル・ベイ制作版を観て違いを楽しみましょう。これは実写ですが。