Denkitunes Labo

宅録野郎の8bitゾンビ電気チューンズの音楽と映画とゲームのブログ

インド映画「RRR」がおもしRRRろいい!!!

お題「ゆっくり見たい映画」

RRRをご存知か?

どーも毎度ご無沙汰の電気チューンズです。

 

今回は去年の10月に公開されたものの未だにロングランで公開されつづけている超面白映画

RRR(アールアールアール)

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をご紹介紹介しようと思います。

と言っても、私も今年の1月になってようやくこのRRRを観たくらいのインド映画弱者なので大した紹介は出来ませんが、そこはまあいいじゃあないですか。

 

さて、まずこのRRRですが、監督はS・S・ラージャマウリと言うお方で、インドで「バーフバリ」などの面白い映画を次々に撮っている監督です。彼の他の映画は後でご紹介しようと思います。

タイトルのRRRとは、監督のラージャマウリと主演のラーム・チャランラーマ・ラオ・ジュニアのイニシャルから取った仮タイトルだったのですが、もうこれでイイべ。と本タイトルになったもので、それ以上の意味は特に無いようです。

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この映画の何が面白いのかと言うと、ケレン味溢れたアクションシーンや役者たちのオーバーな演技が満載なので、一見バカ映画の様に見えるものの、実は全てにちゃんとした意味や伏線があるように計算され尽くした映画だというところです。所謂バカ映画の「そーはならんやろ」と言うツッコミどころが実は映画の中でちゃんとした意味があると言う、とても高度な、それも世界レベルで高度なことを成し遂げているのです。

例えば命の危険が危ない子どもを助ける為に、カッコよく旗をサッと取ってから助けに向かうという、普通のバカ映画だと「なんで旗持ってくんだよw」というツッコミに「カッコいいからだよ!」くらいの理由で流してしまうところを、この映画の場合ちゃんとした理由と意味があり、「うわっ意味あるのかよ!」と、ただカッコいいだけでなくアクションに必然性があるので「なるほど!」「うまい!」と膝を打ってしまう訳です。

他にも一見無茶苦茶で絶対無理だろうと思うシーンでも「うわっこれならイケるかも」と思わせてしまう説得力と納得させ力が、更に伏線も生かしてバーンと観せられてしまうので、もうこれは楽しむしか無い!と誰もが惹き込まれてしまうのです。

もうこれは、インド映画はレベル高いなーって言うレベルでわなく、世界トップレベルのアクション映画なんだと言っていいと思います。昨年の大傑作トップガン/マーヴェリック」と同レベルかそれ以上の映画だと言えるでしょう。

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もう一つ言うとこれは3時間もあるのに一瞬も長いと感じさせないところですね。3時間なのに中身がみっちみちに詰まっているので、3時間でもむしろ足りないくらいの牽引力で物語を最後まで引っ張ってくれます。多分無駄を削ぎ落として磨き上げてなんとか3時間に納めたのでしょうね。

なんでこれを2022年に観た面白い映画に挙げてなかったかと言うと、単純に今年になってから観たからです、すみません。

それを今更オススメしているのは、時間が経って冷静になっても「やっぱ良かったな〜」と思えるところと、他の映画を観ても「なんか足らねー」と思ってしまうようになったからです。一時期マッドマックス怒りのデスロードを観てから他の映画を物足りなく感じてしまったのと同じですね。

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インド映画なので当然歌やダンスのコーナーもありますが、歌は物語を語るナレーションであったり、キャラクターの心象風景などの役割となっているので、インド映画に馴染みのない人もスーッと入っていけるようになっているのも世界中で大ヒットしている所以でしょう。


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ダンスもちゃんと物語上の必然性があるので、ダンス中も物語が停滞しないのがいいですね。

 

これはアクションシーンに言えることで、アクションも、通常の映画だとこの敵を倒すこと以外の意味がないアクションがほとんどですが、RRRはアクション中も物語が停滞せずどんどん展開していくのでその辺もこの映画が優れたところと言えるでしょう。

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今のインド映画はなんとなく80年代にノリに乗っていた香港映画の超絶進化版のように感じます。

 

ついでにこの映画の監督さんS・S・ラージャマウリは、この他にも面白い映画を撮っているのでその辺をご紹介しましょう。

まずは、

バーフバリ 伝説誕生(2015年公開)※日本公開は2017年

バーフバリ 王の凱旋(2017年公開)

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の、バーフバリ二部作です。これは、前編後編併せて5時間半くらいあるのですが、それでも描ききれてないくらい内容がみっちみつの映画です。

古代インドの叙事詩マハーバーラタを元に滝の下で育った若者がのんきに暮らしていたが、数奇な運命に導かれるうちに己の出生の秘密を知る!と言うのが前編のお話しで、後編は若者の父親に何があったかという回想と、運命を受け入れた若者の闘いが描かれております。

そしてインド映画なんで当然歌と踊りが満載!多彩なアクションや合戦シーンもタップリ!そしてバーフバリの「な、なんてスゴい漢なんだ…!!」という描写で満ち溢れており、もうそれだけなんですが、まあずーっと面白いので前後編5時間でもあっという間です。

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こんなですもんw

より神話よりのお話なのでRRRよりアクションが現実離れしていますので、より極端なアクションが観れます。

しかし5時間以上もあるのに描き切れていないことが結構あった気がするのが残念です。前編で出てきた女の人があまり後編で活躍しないとか。まあ、これは完全版もあるので、その辺もちゃんとあるのかもしれませんが。

とりあえず日本でインド映画がヤバい!となったキッカケがこの映画なんでとりあえず必見です。

 

続いて、

マガディーラ 勇者転生(2009年)

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コチラは、400年前の戦いで死んでいった恋人同士が時を越えて現代に転生するというお話。テーマは「輪廻の永遠の愛」。現代の転生後の再会と前世の回想とを描き、最終的に過去の因縁のある敵と戦うというもの。過去の戦いはバーフバリ的な神話っぽい感じになっているので、これが進化発展してバーフバリという映画になっていたのかな、という感じです。また主演がRRRのラーム・チャランなので、RRRのラーマにヤラレた人は必見です。

恋愛モノでもあるのでタップリ恋愛パートもあり、手が触れただけで前世の記憶が蘇ったり、恋の駆け引き的なシーンも微笑ましくあるので恋愛映画好きにもオススメできます。しかし、なんでインド映画の主役の男って根拠のない自信に溢れているのでしょうかwそしてそんな男に言い寄られてすぐ満更でもなくなるヒロインというw

しかし、現代パートと過去パートでそれぞれ異なったアクションが見れてお得ですが、バーフバリとRRRを見た後だとちょっと物足りないと感じるかもしれません。CGや合成もちょっと荒い気がしました。

 

マッキー(2012年)

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悪人に殺された若者がハエに転生して復讐をするというアクション・コメディ映画。これはめっちゃ笑えます。

この映画の主人公は根拠ない自信がちょっと度を越していて、もうお前それストーカーだろ、というレベルまで行っているのですが、それでもやはり満更でもないヒロインと相思相愛になっちゃいます。しかしうまくいった矢先に殺されてしまう主人公。かわいそーと思っていたらなんとハエに転生して復活。このハエ目線の転生からの一連の流れが最高で、ピクサーバグズライフかと思いました。その後もハエの頑張りは続きヒロインの協力も得て復讐をしていく痛快な展開になっていくのでとても楽しいです。敵があまりに酷い目に遭うのでちょっと同情してしまうレベルです。

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ハエの筋トレw

当然ダンスシーンも踊るのはハエですがタップリあるので満足度はかなり高いでしょう。

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他にも面白いインド映画はあるみたいですが、私が最近AmazonプライムNetflixで見れたのが上の3作なんでとりあえずこれらがオススメです。どれも面白かったですね。長いの多いけど。

 

そんな訳でRRRは、映画好きなら好きになること間違いなしの、感動のブロマンス歴史傑作アクション大作なので、まだまだ映画館でもやっているうちに劇場で観るのがオススメです!!

欠点と言えば長いというところですが、逆に考えると同じ映画料金で通常より1時間も楽しめるので、むしろお得と言えるでしょう。

 

 

 

 

でわでわ。

 

 

 

 

ちょっと長いかな〜って人は王の凱旋だけでも観てみよう!

 

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ハエダンスは必見!