映画館が再開されたら観たい映画!!特集
はろー電気チューンズです。
なんだかご無沙汰な感じですが、久々更新です。
さて、緊急事態宣言も解除されて徐々に映画館も再開し始めているようで嬉しい限りです。
コロナのせいで新作が延期しまくって悲しい状態でしたが、ここから巻き返していきましょう。
まず、ゾンビ映画好きとしては見逃せないこの映画
デッド・ドント・ダイ
なんとアメリカ・インディー映画界の巨匠ジム・ジャームッシュ監督がゾンビ映画を撮ったってんだからもうこれだけで観に行かない理由がないんですが、その上ビル・マーレイが主演でカイロ・レンことアダム・ドライバーと共演だってんだからもう必見中の必見な訳です。
予告編はコチラ
ジム・ジャームッシュのゾンビ映画『デッド・ドント・ダイ』予告編
田舎町を舞台のゾンビコメディみたいですね。
ビル・マーレイのゴーストバスターズ時の脱力演技っぽいのがたまりませんね。後、アダム・ドライバーの真面目な顔でボケるコメディ演技が楽しみです。
コチラは6月5日公開!
続いては去年からなんかずーっと言ってますが、
もうランボーにはついては前に散々書いているのでコチラを読んでくださいなw
色々と鬱憤がたまっている今、ランボーに全てやっつけてもらいましょう!
6月26日公開!
そして、今年一番楽しみにしているのがコチラ
TENET テネット
クリストファー・ノーラン監督最新作ですよ。この監督の映画の予告編は相変わらずワクワク感がたまりませんが、第三次大戦を防ぐために奮闘する男のお話なんすかね?それに時間逆転というSFをぶち込んでくるのがノーランなんですが、今子供向けでない硬派なオリジナル脚本のSF大作映画を撮れるのは彼しかいない!
SFと言う嘘をどこまで本物っぽく描けるかに命を掛けてますね。今回もCG少なめの実写志向なんすかね。でも時間逆転なんてCGI無しに撮れんのか?
これは9月18日公開です。IMAXのデカいスクリーンで観たいですね!
その他にも英紳士スパイ映画のスピンオフ、キングスマン:ファースト・エージェントや、恐らく子供を連れて行かなければならないであろう劇場版鬼滅の刃 無限列車編とか、11月まで延期されちゃった007の最新作にしてダニエル・クレイグの最終作ノー・タイム・トゥ・ダイなど話題作が沢山です。今年前半にやるはずの映画がずれ込んでるのでこんな必見映画の渋滞が起こりそうですが、嬉しい悲鳴ですな。
映画『キングスマン:ファースト・エージェント』本予告 2020年9月 公開
劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 予告編第1弾 2020年10月16日(金)公開
更に公開日は未定ですが、ニューオーダーのブルーマンデーがかかるので最高な予告のワンダーウーマン1984や、ハリウッド1どうかしている男トム・クルーズのトップガン マーヴェリックとか、果たして試合になるのかわからないゴジラVSコングと話題作がいっぱいです。
おうちでまったり観る映画もいいけど、やっぱり新作映画は映画館でじっくり観たいですね。映画館で観ると集中力が違うし何年立っても結構覚えてる。それがクソ映画でもねw
まだ映画館が再開されたばっかりだから安心出来ないけど早くまた当たり前に映画館で映画が観たいですね。
でわでわ。
「マンダロリアン」スター・ウォーズ スピンオフ・ドラマ
はろーえびわん 電気チューンズです。
このGW(ごろ寝ウィーク)でどこも行けず退屈している全スター・ウォーズファンの皆様。
ここはスター・ウォーズのスピンオフ・ドラマ
マンダロリアン
をおすすめしますぜ!
私も前々から観たいと思っていたんですが、このドラマNetflixやアマゾンプライムビデオなどでは観ることが出来ず、Disny Deluxe とか言うのに加入してDisny Theatre とか言うアプリでしか観ることが出来ないので、何か面倒くさいしまた配信サイトに登録するのも嫌だなあと思っていました。
しかしこんな外出自粛外出自粛言われて時間もあまりあるので思い切って登録してみました。Disny Deluxe。
ちなみに最初の1ヶ月間は無料なんです。この間に気に入らなければ退会すればいいだけの話なんですよね。
そんな訳で観てみました。マンダロリアン!
とりあえず最初の3話。
これがめっちゃ面白いです。
毎回見せ場があるし、中だるみもしないし、ドラマとしても面白い。
この前終わった新3部作にずっこけた人もこれなら大満足なんでわないでしょうか?
お話としては最初の3部作のラストの「ジェダイの帰還」で帝国軍をやっつけた後の5年後の銀河のお話で、新3部作の「フォースの覚醒」より前の話になります。
賞金稼ぎのボバ・フェットみたいなマンダロリアン(名前ではないみたい)さんがある獲物を捕らえる任務を受けるが、そいつは赤ちゃんヨーダで、何やら色々と裏がありそうだぞ!って話(←3話観たところそんな感じ)
マンダロリアン
可愛すぎる赤ちゃんヨーダ(これでも50歳だそうで…)
スター・ウォーズなんだけどテーマは西部劇で時代劇のような雰囲気で、でも世界観はあのスター・ウォーズな訳で、これは何というか、最高な訳です。
そして、どう観てもこれ「子連れ狼」な訳で、日本人的魂にも突き刺さるドラマなのではないでしょうか。
なんと言っても赤ちゃんヨーダが可愛すぎる!!
そもそもマンダロリアン(通称マンドー)のビジュアルがカッコいいのとスター・ウォーズシリーズでおなじみの種族やドロイドが次々出てくるのでスター・ウォーズファンんいはたまりませんし、ファン出ない人も宇宙もの、スペースオペラ、SF(後西部劇と時代劇ね)が好きであればハマるのではないでしょうか。
SWではお馴染みのジャワ族
この雰囲気ですからたまりわせん
スピンオフドラマと言うこともあって、そんなにスケールが大きいお話ではないようなのですが、そこに赤ちゃんヨーダを出すことでスター・ウォーズの核となる要素がうまいこと入っているのがいいバランスになっているのではないでしょうか。
この辺は脚本のジョン・ファヴローの手腕なんでようね。ジョン・ファヴローと言えば世界一料理のうまい映画監督として有名ですが、監督作もアイアンマンシリーズや最近ではライオンキングなんかも手掛けています。
ちなみに、ジョン・ファヴロー監督主演の「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」は最高に面白い上にお腹が超空くのでおすすめです。
そしてもうひとり、デイヴ・フィローニと言う人がかなり重要な人物のようです。この人スター・ウォーズのスピンオフアニメ「クローン・ウォーズ」なんかを監督している人なのですが、スター・ウォーズの間では今もっとも信頼できるスター・ウォーズ製作者と言われているようで、彼の影響はかなり大きいと思われます。
つまり、ジョン・ファヴローもデイヴ・フィローニもガチのスター・ウォーズオタクな訳で、才能と実績のあるオタクに任しておけばスター・ウォーズは安泰なのじゃよ。
新3部作やその間のスピンオフ映画ももう少し監督の好きにやらしておけばよかったのにな〜と思いました。ほとんどの監督が途中降板でしたからねーw
まあ、好きにやらした「最後のジェダイ」はひどいもんでしたけど、あれは監督がスター・ウォーズオタクじゃないからでしょう。
まあそんな訳でこのマンダロリアン。今はドラマ一気観の絶好のチャンスなんで、Disny Deluxe も1ヶ月間は無料なことだし、このGWに観てしまうことをおすすめです!
でわでわ。
登録はコチラから(多分)
One World Together At Homeのストーンズが最高なので必見
ハロニチワ 電気チューンズです。
いよいよGWに突入しましたね。5連休です。
ところがこのコロナ禍ではいつもみたいにキャンプにも行けず、買い物にも行けず、映画すら見に行けません。面白くない。
仕方ないのでどうぶつの森の無人島に行って現実逃避する日々です。(しかしここでもたぬきちへの借金を返上するため走り回っているのだが)
そんな中我らがローリング・ストーンズがレディ・ガガが主催の様々なアーティストが参加した
One World Together At Home
というチャリティーライヴに参加して名曲「You Can't Always Get What You Want(無情の世界)」
と言ってもこんなコロナ禍(←言いたい)な状況なので、ネット配信でのライヴです。
ストーンズのメンバーがそれぞれの自宅(多分)で別々に演奏しているのですが、なんとも素晴らしいのです。離れた場所にいてもここまで素晴らしい演奏が出来るのかと驚くとともに感動しました。
ドラムのチャーリー・ワッツなんてそこら辺にあったジュラルミンケースかなんかを叩いているという。(つーかこれエアドラムw?)なんともリラックスした雰囲気にもかかわらず年季の入った絶妙のジャムなのですよ。
他のアーティストが弾き語り中心な中ストーンズのこの演奏が一際目立っていましたね。
まあとりあえず観ていただきましょうか。コチラです。
The Rolling Stones perform "You Can't Always Get What You Want" | | One World: Together At Home
どーです。後半なんて全世界のコーラスが聴こえてくるようでしょ?
なんて素晴らしい。
「当たり前のように思っちゃいけない」と言う歌詞が、今までの日常を改めて思い返して感謝
しようというメッセージに感じます。
これは早くコロナを収束させてもう一度来日ライヴをして欲しいですよ。
ちなみにストーンズはこんな時期にリモートでレコーディングしてしまい新曲を発表しています。
The Rolling Stones - Living In A Ghost Town
ちょうどコロナで人が街からいなくなってしまったこの状況にピッタリの曲があったから急いで作って出したとかw
フットワーク軽いなw つーかアンタら何歳よwww
後、このOne World Together At Homeには他にも色々なアーティストが出ています。
ポール・マッカトニー
Paul McCartney performs "Lady Madonna" | One World: Together at Home
Stevie Wonder performs "Lean On Me" & "Love's In Need of Love Today | One World: Together At Home
Eddie Vedder performs "River Cross" | One World: Together at Home
発起人のレディ・ガガ
Lady Gaga performs "Smile" | One World: Together At Home
早くライヴが観たいですね。
でわでわ。
ストーンズの超名盤「レット・イット・ブリード」
ラストに無情の世界が入っています。
ゾンビ三部作「死霊のえじき」ロメロ
こんにちわ電気チューンズだなも。
昼はコロナに負けず仕事に行き、夜はたぬきの借金を返すために島を走り回っています。
癒しとは…?
さて、今回は今まで「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」「ゾンビ」とご紹介してきたジョージ・A・ロメロ監督のゾンビ三部作の第三段!!1985年公開。
をご紹介アンドおすすめいたします。このパッケージ何の映画かサッパリわからないですねw
35年前の映画なんでネタバレも気にせず紹介していきますよ。
ちなみにロメロのゾンビ映画はこの後の2005年公開の「ランド・オブ・ザ・デッド」を含めて四部作とする人もいます。私は「ランド〜」はゾンビ発生から3年後の世界を描いており、ちょっと世界観が違うかなと思っており、三部作でとらえたいと思います。
三部作のキャラクターに共通点はなく、物語としては全て独立しております。
ゾンビの夜に始まりゾンビの夜明けが来て、今回の原題「Day Of The Dead」のとおりゾンビの日となってしまった訳です。いいですねゾンビの日。祝日にしたいですねw
最早地上には人間よりゾンビの方が多くなってしまっております。
その比率1対400,000!!!
もちろん人間1人に対して…ですよ。
地上には最早ゾンビとワニしかいません。なんでワニ?
100日後も生きてそうなワニ。
生き延びた人間は軍の地下施設でひっそりと暮らしております。
しかーし地下で仲良く暮らしていればいいものを、軍人さん達と科学者さん達で常にいがみ合っておりギスギスしております。
それも地下にもやはりゾンビは入り込んでおり、地下施設をちょっと出るとかなり危険ゾーンなため完全に安全な場所ではないようです。
軍人はゾンビをぶっ殺したいのに科学者はゾンビの研究のため生け捕り(ゾンビって生け捕りなのかな)にしたいと対立していて、生け捕りにする時に軍人さんは犠牲になったりと余計に対立は深まっていきます。
そんな感じでほぼ前半のシーンは人間同士のいがみ合いが延々続くというなかなか退屈な展開ではあります。
そんな中ちょっとマッド・サイエンティスト気味な博士が可愛がって研究しているゾンビがおり、このゾンビはそこそこ知能があるようで、ご褒美をあげると道具をつかったり音楽を聴いたり出来るようになる。犬くらいの知能かな?しかも最後には銃も使えるようになるぞ。
一応ゾンビをコントロールして世界を救おうとしている。
学べるゾンビ バブ
音楽に感動するバブに萌える映画でもあります。
地下での閉鎖された空間とどん詰まりの状況に元々独裁的なテンションだった軍の大尉も倫理観がなくなっていき、どんどん一触即発な状況に!
このローズ大尉、嫌な奴風に描かれていますが、よく考えるとすげーもっともな事言ってるきもするんですよね。まあ最後は小物化して情けなくなっちゃいますけどw
そうこうしているうちに主人公の彼氏がゾンビに腕を噛まれていまします。ここで主人公の女性が科学者らしく冷静に彼氏の腕をちょん切ってゾンビ感染を防ぎます。
ザンッ!!
その後腕の切り株を炎で焼いて傷を塞ぐ徹底ぶりw えらいけどこえーよ。
しかし当然ローズ大尉はいずれゾンビになるに決まっているのでその前に殺すぞと主張。
残念ながらもう秩序は失われた。
なのにマッド・サイエンティストの博士が死んだ軍人の腕をバブにご褒美として食わせており、当然ローズ大尉はブチ切れる。そら部下をエサにされたら怒るでしょ。もう破滅。もともと破綻してたのに破滅。博士お前やりすぎだよ…
その上腕噛まれたやつが勝手に絶望して地上へのハッチを開けてしまったので地上の大量のゾンビが入り込んできます。オーマイガッ!モーダメダ!
博士はローズ大尉に殺され、大好きな博士を殺されたバブは大尉に怒りの銃弾を打ち込む!
アスタ・ラ・ビスタ・ベイビー。
かっけーぜ!バブ!
ローズ大尉は撃たれながらも必死に逃げますが結局ゾンビのお食事に。まさにタイトルに偽りなしの死霊のえじき。
無残に召し上がられます。でも捨てゼリフはかっこいいです。
ちなみにこのお食事シーン。撮影用に用意した内臓は豚とかのものを使ったのですが、保存用の冷蔵庫が何故か故障していてみんな腐ってしまっていたそうな。
大尉役のジョセフ・ピラトーさんはひどい腐臭に耐えて根性で演じきったらしいです。役者魂だねえ。
このシーンもそうですが、特殊メイクが格段に進化しており、今作のグロシーンは今見てもすごいクオリティです。ウットリします。
特殊メイクアップ担当のトム・サビーニさんの手腕ですね。
そんなカオスの中 果たして人間たちは生き残れるのか…。
そんな映画です。ラストぐらいネタバレなしといておきましょう。
三部作通してゾンビ状況はどんどん悪くなっていきますが、ラストは作品を追うごとに少しづつ希望あるものになっていくのが面白いですね。
でも結局人間同士のつぶし合いが破滅につながるというのは共通ですかね。
ところでこの映画もともとは もっと大作にする予定で企画されていたようですが、米ドルが高騰して資金繰りがうまくいかなかったので、結局地下の限定空間のお話になっていまったようです。もともとは主人公は女ゲリラで、軍隊とゾンビの戦闘シーンで盛り上がるゾンビ版インディ・ジョーンズみたいにする予定だったとか。
それも観たかったけど、今作は今作でやっぱ面白いですね。やっぱホラーは限定空間だと盛り上がりますね。
予告編はコチラ。
ゾンビングサウンドワロタwww
そんな感じでジョージ・A・ロメロ監督のゾンビ三部作をご紹介してきました。
ロメロ・ゾンビはどれも面白いです。こんな時代ですからゾンビ映画にサバイバル術を学び、死亡フラグをうまく避けて生きていけたらと思います。
三部作その他のゾンビ紹介記事はコチラ。
他にも面白いゾンビ映画はあるのでまたそのうちご紹介しましょう。
でわでわ。
三部作で一番好きかも。前半眠いけどw
ストロークスの新作「The New Abnormal」がとてもカッコいいゾ
はいはい電気チューンズです。
今年のフジロックフェスティバルのヘッドライナーとして発表されたThe Strokes(ストロークス)ニューアルバムが発売されました!
「The New Abnormal」
やったー!
なんと7年ぶりの新作ですってよ。最近の若いバンドの子らだと思っていたらいつの間にかデビューから20年近く経つのか!ひえ〜
なんせフジロックのトリですからもう世界的にビックバンドですよ。苗場の夜に彼らの曲が響き渡るのか〜。いいな〜。
中止にならなければですけどね。
さて、今作はストロークスらしさを爆発させつつあらゆるアプローチで様々なタイプの曲がたーっぷりと詰め込まれた良いのアルバムです。
初期の純正ロックンロール魂を失う事なく、でも全く今までと違う素晴らしい曲が詰め込まれております。
ボーカルのジュリアン・カサブランカスの声は、初期のルー・リードのようなボイスだけでなく、時にファルセットでソウルフルに、時にバラードをしっとりと歌い上げたりして、とても素晴らしいボーカリストに成長したようです。元々声がめっちゃイイうえに、メロディラインがどんな曲でもすぐストロークスってわかってしまうように独特なんですね。
ちょっとファルセットを多用しすぎようなのはやっぱ今の流行りに合わせた感じなんですかねえ。
このアルバム特に前半にいい曲が集まっており、一曲目から「ストロークスが帰って来た感」が強い軽快なロックチューンで幕を開け、三曲目の80年代風チューンで楽しい気分になったところで、四曲目のストロークス史上最高に爽やかな疾走感につつまれたキラーチューンでテンションがバリ上がりします。
特にこの四曲目の Bad Decisions が素晴らしく、特に最近暗いニュースばかりの中、そんな空気を吹き飛ばしてくれるようなロックンロールチューンです。
The Strokes - Bad Decisions (Official Video)
ストロークスと言えばファーストアルバムに代表されるように音数をギリギリまで削り落として、まるでミニマル・テクノのようなトラックにジュリアンのボーカルが乗ることで、他のバンドと違う唯一無二の音を出していたバンドですが、今作でもそれを更に突き詰めて深めていっているようですね。
ギター以外キーボードも多く使われていますが、あくまで音は最小限にして最大の効果を出すように作られています。
なのでドラムやギターがやたら激しいサード・アルバムはストロークスとしては微妙な訳です。曲はかっこよくてもこれなら他のバンドと変わらないのでね。
ファーストアルバムは当時ヘヴィロックやミクスチャーがゴリゴリ大活躍しているところへ、この骨格だけのようなロックンロールバンドが現れた時は正直「やられた!」という感じでしたね。音を重ねていってとにかく音を厚くもっと厚くという曲が流行っていた時でしたからね。なんだギターを歪まさなくてもこんなかっこよくできんじゃんと。
The Strokes - Last Nite (Official Music Video)
The Strokes - Someday (Official Music Video)
このアルバム以降2000年代初めに「ロックンロール・リバイバル」という軽いムーヴメントが起きて、ザ・ハイヴスやザ・リバティーンズやホワイト・ストライプスなどのバンドが世に出ております。
ところで
ファーストアルバムでいきなり歴史的な名盤を出すバンドって実はなかなかいませんが、このストロークスはその一つだと思います。
ちなみにその他のファーストアルバム名盤バンドは、レッド・ツェッペリン、セックス・ピストルズ、ストーン・ローゼズ、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンだと思っています。
(もちろん私選、ツェッペリンとかは人によって違うでしょうが…)
ところでこのアルバム前半はとてもいいんですが、後半があまり印象的な曲がないかな〜って感じですね。最後の方にもう一曲疾走感のある曲とかなんかいい曲が入っていればもっと良かったですね。
骨格だけのバンドとして登場したストロークスは一度筋肉をつけてパワーアップしていったけど、それでは他のバンドと変わらなくなってしまったので、ダイエットした上に骨格だけを鍛え上げ、恐竜の骨格のようなバンドになった。ただ下半身はイマイチ鍛えきれていなかった。
そんなアルバムです。
でわでわ。
とにかくBad Decisions が入っているだけでも買い!ジャケのバスキアもカッコいい!
これぞ歴史的名盤!デビューアルバムにして歴史的名盤。
パール・ジャム最新作「Gigaton」を聴いた
はろー免疫つけてるかーい電機チューンズです。
改めて自分のブログを見たらゾンビとどうぶつの森というおかしなバランスになっていました。
まあ、それは置いといて今回は久々に音楽をご紹介しましょう。
それも骨太のロック!!
「Gigaton」
出ました!待ちに待った6年半ぶりの 11作目となるニューアルバム!その名も「ギガトン」ですよ。「ギガトン」。
もうタイトルから骨太でしょ!
そもそも前作の「ライトニング・ボルト」から6年半も経っていたことに驚きますが、届けられた新作「ギガトン」は超力作な大作となっております。
とにかく一曲一曲の深みや奥行きが半端なく、一曲が通常の三曲分くらいの複雑なスケール感があります。
激しいギターでゴリゴリ来たかと思いきや一転メローな展開になったり、複雑な展開・構成のはずなのにメチャクチャキャッチャーだったり、経験値の高いベテラン・バンドはやはり凡百のバンドとは一味も二味も違います。
キラーチューンこそありませんが、アルバム全体の雰囲気が良いので繰り返し、頭から最後まで聴いてしまいます。聴き入ってしまいます。
正にジャケットの氷山の滝の様な圧倒的スケール感!どうだ!と突きつけてくる最高のアルバムです。
PVはコチラ↓
Pearl Jam - Who Ever Said (Official Visualizer)
さて、パール・ジャムと言うバンドを紹介しときますと、アメリカのシアトル出身のロックバンドで90年代初期のグランジブームの時に現れました。ライバルはニルヴァーナですかね。
他のグランジ・オルタナティブバンドに比べるとかなり王道なロックサウンドで曲の良さでストレートに勝負しているように思います。
日本ではあまり人気ないのが残念ですね。長年来日してないし。私の中で、色々なアーティストを観てきた中でまだ観れてない最後の大物バンドだと思っています。
ライヴは毎回セットリストが異なり、3時間におよぶ長時間延々と曲を演るというもの。よくもまあ膨大な曲群を覚えられるなと思いますが、そんな事が出来ちゃうからこそ唯一無二のライヴ・バンドとしていまだに第一線で活躍出来ているのでしょう。
とりあえずライヴ映像を一つ。
Rearviewmirror - Live at Madison Square Garden - Pearl Jam
名曲です。
バンドメンバーの実力はもちろん世界レベルですが、特に私はボーカルのエディー・ヴェダーが大好きで、彼のバリトン・ボイスがあればそれだけで五万点出てしまう勢いです。低音を振り絞る様に歌うボーカルは圧巻ですが、ちょっとしたバラードでみせるチャーミングな声も出せたり、音域は狭くても表現力の幅がとても広いと思います。
彼は特に若い頃はかなり人情に熱い男で、ラジオ生放送出演中に自殺志願の子の電話相談で熱くなり、自宅の電話番号を「いつでも俺に電話して来い!」と教えてしまったりしますw
それから何時間も電話が鳴り続き、彼の自宅のエリアの電話回線がパンクしてしまって当局からコッテリとしぼられたらしいですw
当然それから数年エディーに生放送の出演依頼は無かったそうな…
エディのいいヤツ感が出まくっているこの曲をお聴きください。私がパール・ジャムで一番好きかもな曲です。
Pearl Jam - Sleeping by myself live in San Diego 2013
心温まるなあ〜 ウクレレ失敗しちゃって照れ笑いw
他にも、ライヴの海賊版が出まくるのに腹を立てて公式にブートレグを72枚もリリースしてしまったり、チケット代をピンハネして高く販売するチケットマスターと法廷で戦ったりして常にファンを大切に活動しています。
ちなみに公式ブートレグはダウンロード販売では更に200タイトルも出しているみたいです。こりゃ海賊版も尻尾巻いて逃げますわw
ちなみにCDの紙ジャケットはパールジャムが最初みたいですよ。
そんなバンド、パール・ジャムなんで新作が出る度に必須なわけです。私的に。
ここ数年ロックがすっかり人気が減ってロック好きにはちょっと寂しい日々ですが、この王道のロック「ギガトン」を聴いてテンション上げて免疫も上げよー!!
2020年の音楽シーンはロックに回帰して欲しいなー。
でわでわ。
ジャケは地球温暖化を訴えてるんすかね
前述のSleeping By Myself 収録。一曲一曲のキラーチューン加減はこっちの方があるかも。
パール・ジャムと言えばやはりこのアルバムなんですかね。導入から完全に持っていかれます。 Rearviewmirror 収録!
ゾンビ映画「ゾンビ」をおすすめ
どうもこんにちは電気チューンズです。
どうぶつの森をやってスローライフを送っているところですが、今回はまたホラー映画をご紹介しましょう。
今回はこの前紹介した「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」から始まった、ジョージ・A・ロメロ監督のゾンビ三部作の2作目
ゾンビ
をご紹介します。
これも40年以上前の映画なんでネタバレをたっぷり含みますのでご注意ください。
もくじ
ゾンビ三部作
「ゾンビ」
なんともストレートなタイトルですね。日本題ですけど。
ゾンビの原題は「ドーン・オブ・ザ・デッド」(死者の夜明け)で、3作目の死霊のえじきの原題は「デイ・オブ・ザ・デッド」(死者の日)と言いまして、要は、
「ナイト〜」で死者の夜が始まり、「ゾンビ」で死者の夜明けが来て、「〜えじき」で死者の昼間もしくは死者の日になると言う訳です。だんだんと人類よりも死者の方が幅をきかせてくる事がわかるわけですね。この3タイトルだけでも人類が滅んでいく絶望的なストーリーが浮かぶと思います。
ちなみに1作目の「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」のご紹介はコチラ
「ゾンビ」予告編
それでわゾンビをご紹介。
三部作と言っても登場人物や舞台に共通するところはなく、あくまで単独の物語として成立しています。
ゾンビあらすじ
「ナイト〜」で原因不明なまま発生したゾンビはどうやらアメリカ中に広まり社会は混乱を極めております。死者がどんどん蘇って来て収拾がつかなくなっています。
テレビ局で働くヒロイン(フラン)とその彼氏(スティーブン)、彼氏の友達の軍人さん(ロジャー)と軍人さんの仲間(ピーター)4人でテレビ局のヘリコプターに乗って安全な場所を探して飛び立ちます。
フラン(ゲイラン・ロス)
スティーブン(デビット・エンゲ)
軍人さん2人組 ピーター(ケン・フォリー)とロジャー(スコット・H・ライニガー)
ヘリから地上を見ると、自警団を結成した民間人がゾンビを遊び半分で殺してまわっており、秩序がかなり失われているようです。
ヘリの燃料が減って来たところへ巨大なショッピングモールを発見。今で言うイオンモールみたいなもんですね。
コチラはイオンモール幕張新都心店↑ ここまでデカくないかw
4人はそこへとりあえずモールへ避難します。
しかし、ゾンビ達は生前の記憶が微かに残っているようで、つい用もなくモールに集まってしまうんですね。死んでも人間行くとこ変わりません。
モールの中にもゾンビは大量にいましたが、なんとか隔離に成功し安全を確保します。
こんな坊さんゾンビに襲われたりもしますがね
ところが!その途中に軍人さんのロジャーが舐めプしすぎたためゾンビに噛まれてしまいゾンビ化してしまいます。
「俺が死んだらゾンビになる前に撃ってくれ」と定番のやつ(これが元祖かも)言うのでロジャーは約束通りちょっとなって来たな〜ってところで殺してあげます。義理人情。
残った3人は悲しみに暮れることもなく、モール生活を謳歌していきます。
これがとても楽しそう!考えてみてください。イオンにあるモノ全て自分のものなんですよ!家電も服も食べ物も酒も!もちろん銃も!(流石アメリカやな)
こんなの楽しいに決まってるわ!
がっ!やはり楽しいことは続かない。つーかこのままで終わったら映画が盛り上がらない!ちょっと平和なシーンでダレて来たな〜っと思っていると!
双眼鏡でモールを見つけた暴走族aka野盗が待ってましたと登場!
物語は一転ヒャッハー軍団の襲撃編に突入します!
折角築いた秩序が〜っと、安全地帯を隔ていたガラス戸やその他バリケードをガンガン壊してヒャッハー達は大暴れします。なんだったら特殊メークアップのトム・サビーニまで大暴れします。
トムさんノリノリですwww
暴走族VS主人公達VSゾンビの三すくみ乱戦になり、もうモールの中はしっちゃかめっちゃか。ゾンビは要は自然災害みたいなもんで上手くやれば大丈夫なところもあるのですが、やっぱり平和を脅かすのは人間なんですね〜。
そもそもアメリカなんてアメリカ軍がいる訳で、ゾンビが発生したってそう簡単にはやられないと思うのですね。映画では描かれませんが、恐らく人間同士のイザコザや潰し合いなるものがあって徐々にゾンビに侵略されていったのではないかと私は思います。
暴走族は何だかんだでゾンビにみんなやられてしまい(やはりイキってても数には勝てないの)ますが、モールの秩序は崩壊します。その混乱の中で遂に彼氏のスティーブンもゾンビに噛まれてしまいます。
こんな感じでエレベーターに押しかけられたらもう無理なんですね〜
スティーブンゾンビは生前の記憶で恋人のフランの元へ向かいます。ゾンビをいっぱい引き連れてwww
ヘリの操縦が出来るフランを逃がし、何となく絶望した軍人さんロジャーはゾンビを迎え撃ちつつ、絶望して自害しようとします。
が、特攻野郎Aチームみたいな音楽と共に急に気が変わったロジャーはギリギリでヘリに乗り込み、2人はヘリでモールを後にするのでした。
終わり!!
感想・解説
昔子供の時に観た時は、子供心にも「えっこれ全然解決してないぢゃん!」とビックリしたものです。
普通の映画は何らかの解決があって、ゾンビが滅びるとか、軍に助けられるとか、あるもんですが、この映画は燃料切れのヘリで飛び立つところで終わり!ってところが驚きますね。と、同時に世界の終わり感がズシーンと響いて来て何とも言えない気分になりました。(しかし不快ではない)
エンドクレジットでは、モールの陽気な音楽と彷徨うゾンビ達が延々と映されて終わるのです。
いずれ世界中がこうなってしまうかの様な終末感が凄いのですが、陽気な音楽と彷徨うゾンビ達を見ていると、いっそゾンビ側に行った方が楽なんでわ無いかと思ってしまいます。その時はあんまりボロボロに噛まれない、甘噛みくらいでゾンビになっときたいですね。
結局この「ゾンビ」はそんなに怖くないんです。今見ると特殊メイクもそんなでもないし。
(一部頭が吹っ飛ぶすごいシーンもありますが)
音楽もゴブリンの怖いんだかノリがいいんだかわからない音楽のせいで怖さより終末期の世界観を前面に押し出している感じです。
ゾンビに噛まれそう!危なーい!ってスリルはありますが、ゾンビは基本ノロノロしているし知能低いしで舐めプせずに気を付ければ大丈夫感があるので、怖いというより、いかにこのゾンビが溢れる世界でサバイブしていくか、自分ならどうするかを考えながら観るのが面白い映画です。
少なくともこの映画を観た人は、もしゾンビが発生したら避難所や病気にではなくイオンに避難するでしょう。
つまり
ゾンビが出たらイオンに逃げろ!
そんな映画です。
でわでわ。
ゾンビを語る上で外せない必須の名作です。
コチラはリメイク。300やウォッチメンのザック・スナイダーの出世作です。リメイクながら原作の面白い要素を使いつつ独自展開でこれはこれで面白いです。おすすめ。