こんにちわ電気チューンズだなも。
昼はコロナに負けず仕事に行き、夜はたぬきの借金を返すために島を走り回っています。
癒しとは…?
さて、今回は今まで「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」「ゾンビ」とご紹介してきたジョージ・A・ロメロ監督のゾンビ三部作の第三段!!1985年公開。
をご紹介アンドおすすめいたします。このパッケージ何の映画かサッパリわからないですねw
35年前の映画なんでネタバレも気にせず紹介していきますよ。
ちなみにロメロのゾンビ映画はこの後の2005年公開の「ランド・オブ・ザ・デッド」を含めて四部作とする人もいます。私は「ランド〜」はゾンビ発生から3年後の世界を描いており、ちょっと世界観が違うかなと思っており、三部作でとらえたいと思います。
三部作のキャラクターに共通点はなく、物語としては全て独立しております。
ゾンビの夜に始まりゾンビの夜明けが来て、今回の原題「Day Of The Dead」のとおりゾンビの日となってしまった訳です。いいですねゾンビの日。祝日にしたいですねw
最早地上には人間よりゾンビの方が多くなってしまっております。
その比率1対400,000!!!
もちろん人間1人に対して…ですよ。
地上には最早ゾンビとワニしかいません。なんでワニ?
100日後も生きてそうなワニ。
生き延びた人間は軍の地下施設でひっそりと暮らしております。
しかーし地下で仲良く暮らしていればいいものを、軍人さん達と科学者さん達で常にいがみ合っておりギスギスしております。
それも地下にもやはりゾンビは入り込んでおり、地下施設をちょっと出るとかなり危険ゾーンなため完全に安全な場所ではないようです。
軍人はゾンビをぶっ殺したいのに科学者はゾンビの研究のため生け捕り(ゾンビって生け捕りなのかな)にしたいと対立していて、生け捕りにする時に軍人さんは犠牲になったりと余計に対立は深まっていきます。
そんな感じでほぼ前半のシーンは人間同士のいがみ合いが延々続くというなかなか退屈な展開ではあります。
そんな中ちょっとマッド・サイエンティスト気味な博士が可愛がって研究しているゾンビがおり、このゾンビはそこそこ知能があるようで、ご褒美をあげると道具をつかったり音楽を聴いたり出来るようになる。犬くらいの知能かな?しかも最後には銃も使えるようになるぞ。
一応ゾンビをコントロールして世界を救おうとしている。
学べるゾンビ バブ
音楽に感動するバブに萌える映画でもあります。
地下での閉鎖された空間とどん詰まりの状況に元々独裁的なテンションだった軍の大尉も倫理観がなくなっていき、どんどん一触即発な状況に!
このローズ大尉、嫌な奴風に描かれていますが、よく考えるとすげーもっともな事言ってるきもするんですよね。まあ最後は小物化して情けなくなっちゃいますけどw
そうこうしているうちに主人公の彼氏がゾンビに腕を噛まれていまします。ここで主人公の女性が科学者らしく冷静に彼氏の腕をちょん切ってゾンビ感染を防ぎます。
ザンッ!!
その後腕の切り株を炎で焼いて傷を塞ぐ徹底ぶりw えらいけどこえーよ。
しかし当然ローズ大尉はいずれゾンビになるに決まっているのでその前に殺すぞと主張。
残念ながらもう秩序は失われた。
なのにマッド・サイエンティストの博士が死んだ軍人の腕をバブにご褒美として食わせており、当然ローズ大尉はブチ切れる。そら部下をエサにされたら怒るでしょ。もう破滅。もともと破綻してたのに破滅。博士お前やりすぎだよ…
その上腕噛まれたやつが勝手に絶望して地上へのハッチを開けてしまったので地上の大量のゾンビが入り込んできます。オーマイガッ!モーダメダ!
博士はローズ大尉に殺され、大好きな博士を殺されたバブは大尉に怒りの銃弾を打ち込む!
アスタ・ラ・ビスタ・ベイビー。
かっけーぜ!バブ!
ローズ大尉は撃たれながらも必死に逃げますが結局ゾンビのお食事に。まさにタイトルに偽りなしの死霊のえじき。
無残に召し上がられます。でも捨てゼリフはかっこいいです。
ちなみにこのお食事シーン。撮影用に用意した内臓は豚とかのものを使ったのですが、保存用の冷蔵庫が何故か故障していてみんな腐ってしまっていたそうな。
大尉役のジョセフ・ピラトーさんはひどい腐臭に耐えて根性で演じきったらしいです。役者魂だねえ。
このシーンもそうですが、特殊メイクが格段に進化しており、今作のグロシーンは今見てもすごいクオリティです。ウットリします。
特殊メイクアップ担当のトム・サビーニさんの手腕ですね。
そんなカオスの中 果たして人間たちは生き残れるのか…。
そんな映画です。ラストぐらいネタバレなしといておきましょう。
三部作通してゾンビ状況はどんどん悪くなっていきますが、ラストは作品を追うごとに少しづつ希望あるものになっていくのが面白いですね。
でも結局人間同士のつぶし合いが破滅につながるというのは共通ですかね。
ところでこの映画もともとは もっと大作にする予定で企画されていたようですが、米ドルが高騰して資金繰りがうまくいかなかったので、結局地下の限定空間のお話になっていまったようです。もともとは主人公は女ゲリラで、軍隊とゾンビの戦闘シーンで盛り上がるゾンビ版インディ・ジョーンズみたいにする予定だったとか。
それも観たかったけど、今作は今作でやっぱ面白いですね。やっぱホラーは限定空間だと盛り上がりますね。
予告編はコチラ。
ゾンビングサウンドワロタwww
そんな感じでジョージ・A・ロメロ監督のゾンビ三部作をご紹介してきました。
ロメロ・ゾンビはどれも面白いです。こんな時代ですからゾンビ映画にサバイバル術を学び、死亡フラグをうまく避けて生きていけたらと思います。
三部作その他のゾンビ紹介記事はコチラ。
他にも面白いゾンビ映画はあるのでまたそのうちご紹介しましょう。
でわでわ。
三部作で一番好きかも。前半眠いけどw