あけましておめでとうございます 電気チューンズです。
2022年になりましたね。今回は映画雑談です。
お題は、期間が空いた映画の続編についてです。大体20年ぶりの続編とかはあんまり面白くなかったり、何故作った?とか作らなければよかったのに、的なものが多いです。大抵三部作とかでキレイにまとまっていたのに欲張って続編を作って自爆!というパターンが多い気がします。
スターウォーズとか。
しかしその中でもしっかり作られていて改めて作った甲斐がある映画もあると思うのです。そんな映画をご紹介しようと思いましたが、その前にダメな例を挙げていきましょう。
あくまで個人的な視点ですので苦情は受け付けません。映画の好みなんて千差万別ですからね。
1 ターミネーターシリーズ
ターミネーターは1984年公開の言わずと知れたアーノルド・シュワルツェネッガーの出世作で、未来から来た絶対殺すマシンのターミネーターとただのウィトレスの激闘を描いた傑作です。1は低予算な映画でしたがよく出来た脚本とシュワちゃんのターミネーターっぷりや低予算ながら頑張っているアクションと特撮などが受けヒットしました。そして1の何倍もの予算を投入して作られた2(1991年年公開)が更に超ヒット。監督のジェームズ・キャメロンは一気に巨匠監督になり、映画史に残るSFアクション映画となりました。この2作で止めとけばよかった。
その後監督は変わって3が2003年に作られましたがこれがイマイチで、その後の4もシュワちゃんあんまり出てこないし映画会社が倒産かなんかで打ち切りになりシリーズは一旦終了。
ところがやめときゃいいのに2015年に新起動と息巻いて仕切り直しのリブート。しかしこれもどっちらけで新起動したけどすぐ終了。早々の打ち切りになってしまいました。
そんでこの前2019年にニューフェイトってのをやって再度の仕切り直し!2の正統な続編!と踏ん張るものの、これも不評でとどめを刺された訳です。恐らくこれで完全終了。ダラダラ続けて失敗したパターンですね。リンダ・ハミルトンも頑張って出演したんですけどねえ。
まあターミネーターシリーズは前におさらいしているのでこちらを読んどいてください。
2 ダイハードシリーズ
こちらはブルース・ウィリスの出世作。クリスマスの高層ビルでテロが発生!偶然居合わせた刑事がテロリスト相手に知恵と根性で立ち向かう限定空間アクションの決定版です。1はアクション映画史に残る大傑作ですが、私はちょっと大味になりましたが2も好きです。3も面白いのですが、ダイハードというより別のバディ物映画としてよく出来ています。リーサル・ウェポンのような。
その3から12年後に4が出来るのですが、最早ダイハードでもなんでもなくただの超大作アクション映画となっていました。まあ別物として観れば結構面白いのでこれはまだいいのですが、その次の5がひどい出来で、ダイハードじゃないどころか別物として観ても面白くない擁護のしようがない大駄作になってしまいました。
ダイハードの更なる続編も作られる話もありましたが、どうやらこれもお蔵入りになったようですね。
3 マトリックスシリーズ
今正に絶賛上映中の「マトリックス レザレクション」ですが、私的にはイマイチでした。そもそも今回のブログはマトリックスがイマイチだったので書こうと思ったものなんですよ。
マトリックスは1が今観ても名作で2(リローデット)と3(レボリューション)についても蛇足っちゃあ蛇足なんですが、三部作でキレイにまとまっており、スッキリ完結している印象でした。
そこで、3から20年ぶりの4が公開になった訳ですが、前半は結構面白かったのですが、これで後半にすげー見せ場か驚きの映像かアクションがあれば良かったんですが、それも特に無く、なんか物足りない…そんな感想です。メタっぽいネタも上手く物語に生かされてる訳でもなくなんか監督の愚痴でも聞いてるような気持ちになり乗れませんでしたね。
まあ私的には3で終わらしとけば良かったんじゃあないの?という4でした。
さて、他にも作らなければ良かったんじゃないか映画はジェイソン・ボーンとかインディ・ジョーンズとかプレデターとかね。インディの4はオチがちょっとね。そこさえ良ければ俺は許した。5作目を絶賛制作中だけどスピルバーグが監督降りたりハリソンが怪我して中断したり不安要素は多い。
う〜ん心配だ。
しかし!期間を空けて作られた映画にも傑作がある!一旦終わった(と思われた)映画の続編にも面白いものがある!ことを今回は言いたいのです。結論から言うと
スタローン偉い!!
と言うことなのです。それではそんなシリーズをご紹介。
ロッキーシリーズ
ロッキーは映画としてはもちろん一作目で終わっているんですが、その後も主演のシルベスター・スタローンの人生とリンクしてロッキーの人生が描かれて行くためシリーズは5作目まで作られていきます。しかし5作目の「ロッキー5 最後のドラマ」がイマイチでなんとも歯切れの悪い終わり方をしていたのですが、そこはスタローン「納得いかねぇ!キッチリロッキーの物語を終わらすぜ」とばかりに16年ぶりに作ったのが「ロッキー・ザ・ファイナル」。
世界中の映画ファンが「え?まだやるの?」と思ったこの6作目にとんでもない奇跡をぶち込んで一作目でに次ぐ名作を作ってしまったスタローンは本当にスゴい。この6作目は本当に名作なんで見ていない人や「え?スタローンでしょ?マッチョの」とか思ってしまう人も是非観てもらいたいですね。素晴らしい人間ドラマだし泣けます。
ちなみにスタローンはロッキーの中で一際浮いている(けど面白いよ)ロッキー4のディレクターズカット版を作りアメリカで一夜限定公開をした模様。早く日本でも公開されないものでしょうかね。
ランボーシリーズ
もう一つのスタローンのキャラクタージョン・ランボーの戦争アクション映画は、80年代に三作が作られ大ヒットと死体の山を築きました。それからしばらく期間が空き、ロッキー6の成功で気を良くしたスタローンさんが眠らせてたランボーの続編を制作。超人的な戦場のヒーローランボーの続編なんて21世紀になって笑われるだけだぜスタさんよぉ。と、思っていたらこれまた強烈なヴァイオレンス描写をグロ丸出しで戦場のリアルとはこれだぜと今までのシリーズを真っ向否定して作ってしまったのです。
ランボー 最後の戦場
戦争映画の戦場描写の最高峰と言われるスピルバーグ監督のプライベート・ライアンを超える超絶戦場描写をランボーと言うキャラクターを使ってギリギリエンタメとして成り立てせてしまった超名作なのでした。必見ですがグロ多めです。
その後5も作られこちらはコケましたが、私は嫌いではないです。まあかなり人を選ぶ映画ではあります。
ホラー映画は続編がたくさん作られがちですが、基本的に回を増すごとにつまらなくなる傾向にあります。そんな中でなんと40年ぶりに作られた続編がめっちゃ面白かったものがります。
ハロウィン
1978年公開のジョン・カーペンター監督の出世作の「ハロウィン」から40年後が舞台の続編でこれがなかなかどうして面白いんですよ。
厳密にはハロウィンには既にハロウィンⅡ(邦題ブギーマン)からハロウィン6くらいまでとか、ロブ・ゾンビ監督のリブート版ハロウィン(2作)など大量に作られていますが、今回のは一旦一作目以外はなかったことにして一作目の続編として作り直しております。こういうパターンはターミネーターのように失敗しがちですが、このハロウィンはなかなかどうして面白い訳です。一作目での良いところを現代風にキッチリアレンジしてちゃんとハラハラして怖くなるように作ってあり、正にリメイクのお手本のような映画です。スラッシャー映画らしい見せ場もたっぷりあるしね。主演にジェミー・リー・カーティスが復帰しシリーズとしても気合が入っています。(この辺もターミネーターニューフェイトとそっくりなのにこっちは何故か面白いんですよね〜)
この続編がめちゃくちゃ低予算なのに大ヒットし、2021年にハロウィンキルズなる続編も作られ、これもとても面白く、最後にハロウィンエンズ(Halloween Ends)と三部作で完結させるという続編リブートシリーズで上手くいっている良い例です。
その他にも続編という訳ではないですけど、前作の「マッドマックス サンダードーム」の30年ぶりに作られた「マッドマックス 怒りのデスロード」も期間がめっちゃ空いた割にとんでもなく面白かったりします。
リブートものだと猿の惑星とかも上手くいっていますが、今回は続編という括りなのでその辺は外しておきます。
まあリブートものも結構一作目でコケてなくなるパターンが多い気がしますけどね。
13日の金曜日とかエルム街の悪夢とかトゥームレイダーとかロボコップとかトータルリコールとかもリブート一作目で終わってますね。
そんな訳で大体の一旦終わった映画シリーズの続編はつまらないことが多いですが、中には気合の入った面白い続編もあるよ!と言うお話でした。
今年はゴーストバスターズの続編なんかもやりますので果たしてどうなのだろうか。でもまあ楽しみですよ。
でわでわ。
ダラダラ引っ張って仕切り直したりしたけど失敗してしまった悪い例。
今観ても1は面白い。
ほんと駄作。最強無敵じゃねえよまったく。
キレイにまとまっていた気がしましたけどね。
ファイナルはとても良いんですけど1人のボクサーの人生を追うと言うことで全作品オススメです
3から期間が空いたとは言え露骨に軌道修正して成功した4
ホラー映画はいくらでも作れますが本当に面白い続編は少ないです。