猛暑とか酷暑とか言いますが、もう極暑とか爆暑とか滅暑でいいと思います。
こんにちわ電気チューンズです。
そんな暑さは関係なく今回は
何かに追っかけられる映画特集
ということで、色々と追っかけられて大変な映画を紹介しようと思います。
追っかけっこは人間の古来から伝わる単純明快な遊びであり、それ故に映画にしやすいテーマと言ってもいいでしょう。映画を盛り上げるスパイスと言いますか、コレが入っているとコメディ映画でも恋愛映画でも面白さが増す要素と言えるでしょう。
その中でも追っかけっこに特化した映画をご紹介します。
有名な奴から古い奴までオススメするよー。
でわまず
何かに追っかけられる映画その1
アオラレ
ラッセル・クロウ主演の2021年公開のスリラー映画です。
今や朝のニュースで必ず一個は取り上げられるあおり運転!アメリカでもあるんですね。
家庭も仕事も上手くいっていない主婦が渋滞にイラついた挙句、その10倍くらい人生に上手くいっていない男の車へクラクション鳴らしてしまい、更に追い抜いたことがキッカケで、この男にどこまでも追い詰められてしまうという怖い映画です。映画の宣伝文句がこれがあおり運転の最終形態だ!というだけあって、ただ車で追ってくるだけでなく家庭そのものを破壊しにくるラッセル・クロウが強烈です。
↑クラクションに怒り文句を言うラッセル「奥さん、何すか今の?」
こんなことにならない様に運転はお互いの思いやりが大事ですよ。
こういう映画にありがちな「誰も信じてくれない」的な展開がなく、無能な警察官とかも出てこないので、ストレスなく直球のあおり運転を堪能できます。面白いですよ。
つづいては
何かに追っかけられる映画その2
激突
出ました。
実はコチラの方が映画史に残るあおり運転が映画の大半を占めているという、最強の追っかけっこ映画です。
1971年にスティーブン・スピルバーグが弱冠25歳で撮ったという恐るべし映画です。天才は最初から天才だった。
広大なアメリカの一本道でトロトロ運転の大型トレーラーを追い抜いたことが(恐らく)原因で、どこまでもトレーラーに追い回されるというだけの映画です。それだけのコンセプトなのに、あの手この手で映画をトンデモなく面白く怖くしてしまうと言う、出来そうで誰にも出来ない究極のミニマルスリラーです。
トレーラーの運転手がほとんど映らず、トレーラーそのものが巨大な怪物のように描かれているので有無を言わさない迫力があります。
やはり、怪物は意思疎通が出来なそうなほど怖くなる訳ですね。話せばわかるとか絶対許されない。ひー怖い。
そしてコチラも人間なのにまるで意思疎通が出来ない奴に追われる怖ーい映画。
何かに追っかけられる映画その3
1986年公開のルトガー・ハウアー主演のスリラー映画です。
ある雨の夜明け近く何もない道路脇に立つヒッチハイカー。何となく主人公は男を拾うが、男は目的地を聞いても不敵に笑うだけ。そのうち、さっき別の車をヒッチハイクしてその車の持ち主を惨殺したと言い出し、主人公を脅し始める。隙を見て男を車から叩き出すが、それは恐怖の追跡のはじまりだった…。
ルトガー・ハウアー演じるジョン・ライダーは主人公をどこまでも追い詰めて行き、次々と人をぶち殺して行きます。その目的も動機もわからないので逃げるしかないのですが、アメリカのど田舎で誰も知り合いもいないし、警察は無能だし、それどころか主人公を連続殺人犯だと疑って捕まえるしで、もうドン詰まり感が極まっています。
さっきのアオラレはまだ行動が読めるし、場所も都会なので何か冷静になればなんとかなりそうな気もしますが、これはホントどーすりゃいーの?って感じでホント救いがない。
ルトガー・ハウアーが本当に悪魔の様にふと雨の中地上に現れたような存在感でとてもいいです。そんなに長い映画ではないですが、ぐったりするほど重く残る映画です。後味も悪いので、体力のある時に観ましょうね。
次は、追ってくるのは1人ではなく町全体
何かに追っかけられる映画その4
悪魔の追跡
ピーター・フォンダ主演。1975年公開。
2組の夫婦が長期休暇でキャンピングカーに乗って田舎へバカンス。しかしのんびりしていたらうっかり怪しい儀式を目撃!?生贄を捧げて殺すところを見てしまい、気付かれた信者達に追われることに!
それもその田舎町の住人が全て仲間でどこまで逃げても奴らは追ってくる。
アメリカの田舎は怖いよ映画の傑作です。後半マッドマックスばりの展開になって行き思わぬ盛り上がってを見せるが、果たして彼らは逃げ切れるのか!?
覗き見がバレて追われるのは怖いですよね〜。
しかし、ただ逃げるだけじゃなく反撃するのは主演がピーター・フォンダだからか。カーチェイスあり銃撃戦ありで最後までハラハラの連続です。
今さら紹介する程のこともないと思いますが、
何かに追っかけられる映画その5
アーノルド・シュワルツェネッガー主演。ジェームズ・キャメロン監督。1985年公開。
続編やらリブートやら続編やらですっかりグダグダになってしまいましたが、第1作目はこれぞ追いかけっこ映画!と、ばかりに追うターミネーターと逃げるサラ・コナーと守るカイル・リースと言う3人(正確には2人と一体)だけのシンプルな構成で、追っかけっこを最初から最後まで楽しめます。
どこまでも追ってくるターミネーターこそ最強の鬼ごっこの鬼と言えるでしょう。これでもかとしぶとく追ってくるターミネーターに当初は驚いたものです。
今回紹介した映画はどれも傑作なので是非サブスクやレンタルなどで探して観てみてください。
その他にも追っかけっこ映画はまだまだあると思いますので皆さまも掘ってみて下さい。
今回は追ってくるのは怪物や幽霊的な超自然な存在じゃないものを選びました。やはり追ってくるのがオッサンとか人間の方が怖いですよね。トレーラーとかw
皆さまもクラクションなぞ鳴らさず、あおり運転を避けて、変なヒッチハイカーを乗せない様に気をつけましょう。未来からのロボットは追ってこないと思うので大丈夫です。
でわでわ。
ラッセル・クロウがデブデブの巨体になっているのも不気味で怖さ倍増。
ブレード・ランナー後の絶頂期のルトガー・ハウアーが観れます。
アメリカの田舎は怖い。
ターミネーターと言えば2が一番人気ですが、一作目のストーリーの完成度は完璧です。低予算で特撮がショボいのは脳内CGでカバーして観ましょう。