どーもー電気チューンズです。
ようやく映画館に行ける雰囲気になって来ましたね。
家で観る映画もいいんですが、やっぱり映画館で映画を観たい!
そんな自分の欲求に気付きましたね。いかに映画館に行けないことがストレスだったか。
やはり映画館だと物語への没入感が家で観るより自然と高くなりますので、気が散るものも少ないですし、満足度も高くなるってもんです。
クソ映画でも映画館で観るとそれなりに印象に残りますしね。クソ映画でも…
さて、今回私が自粛後一発目に観て来た映画はコチラ
デッド・ドント・ダイ
アメリカのインディー映画の巨匠ジム・ジャームッシュ監督の新作はまさかのジャンル映画!それもゾンビ映画!
ジャームッシュ監督と言えば「ストレンジャー・ザン・パラダイス」や「ナイト・オン・ザ・プラネット」などオフビートな演出で人物模様を演出することで知られていますが、そんな監督がゾンビ映画を撮ったらどんな事になるのか…
主演はゴーストバスターズなどでお馴染みビル・マーレイ(お爺ちゃんになったなぁ…)と共演にカイロ・レンことアダム・ドライバー。その他ティルダ・スウィントン、レザボア・ドッグスのスティーヴ・ブシェミ、リーサル・ウェポンシリーズの(久しぶりに見た)ダニー・グローバー、セレーナ・ゴメスとなかなか豪華です。洋楽ファンとしてはトム・ウェイツやイギー・ポップが出ているのも嬉しいですね。ジャームッシュ史上一番豪華キャストかも!
日本刀で活躍するティルダ・スウィントン
トム・ウェイツはホームレス役
物語はのどかなで平和な田舎町にゾンビが現れて大騒ぎになって大変と言うシンプルなもの。
ゾンビ映画の神ジョー・A・ロメロ監督の「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」を彷彿とさせる田舎町限定のゾンビコメディ映画です。
舞台が田舎町限定で外の世界の異常事態加減はテレビやラジオでしかわからないあたり、ナイト・オブ〜を彷彿とさせます。
さて、私の感想はと言うと
あんまり面白くなかったwww
そんな訳でここからはネタバレ感想。
面白くなかったって言ってからネタバレ感想もないですが、
まずこの映画を観る前に気を付けなければ行けないのが、予告編を観て、これは「ショーン・オブ・ザ・デッド」や「ゾンビ・ランド」みたいなゾンビコメディだな!って思って観ると、かなり期待を裏切られます!
ジム・ジャームッシュのゾンビ映画『デッド・ドント・ダイ』予告編
まあコメディはコメディなんですが、ジャームッシュ監督の映画はさっきも言ったようにオフビートなノリなのでギャグもゾンビとの戦いもすべて淡々としており、前述のようなノリノリなゾンビコメディを想定して観ると裏切られます。
オフビート
起承転結もこれと言った事件もなく味のある役者のイカすセリフなどで淡々と進むジャームッシュ映画についてよく言われる演出法
と、私は勝手に理解している
更に、前半いかにもなジャームッシュ映画なノリの、まったりとした田舎町がじっくり描かれているのでジャームッシュファンならそこまでは楽しく観れるのですが、なんせその後ゾンビが出てくるもんで何ともノリが中途半端になっていき、ファンも後半はイマイチノリきれない気がします。
その上、伏線という伏線はほぼ回収されないので(つまり伏線ではない!www)最近のエンタメ映画を見慣れている人はポカーンとしてしまうでしょう。
どうもジャームッシュ映画とゾンビ映画は食い合わせが悪いみたいですね。
その上、シュールなギャグも滑り気味だし、カイロ・レン弄り、メタなネタや、おもむろに始まる現代社会批判も外し気味で、映画の後半あたりではかなりどーでもよくなってきます。
特に現代社会批判が説教臭くてやだったなー…
ジャームッシュの前作「パターソン」は良かったのにな〜。何気ない繰り返しの日常を淡々と描いて主人公の人生に没入させ、観客に2時間の間別の人生を味合わせる最高の映画でしたよ。
永瀬正敏が28年ぶり出演!ジム・ジャームッシュ監督の新作『パターソン』予告編
ただし、役者はみんな流石の演技は揃いなんで演技はみんな最高です。特にアダム・ドライバーはイイです。
彼の無表情で笑いを取る演技好きw
この人名監督の映画にやたら出てますよね。「パターソン」にも出てますが最高でした。
まあ、色々言いたいこといいましたが、久々に映画館で観た映画、それもゾンビ映画な訳でそれだけでも私としてはとても楽しい時間を過ごせました。
やっぱり映画館はいいね!
これ家で観てたら確実に寝てたわw
そんな訳でジムジャームッシュ監督の「デッド・ドント・ダイ」は映画館で観るのがオススメです!!
ちなみに映画館はガラッガラでした!
でわでわ。
監督の前作。ほぼ何も起きませんがとてもイイ映画です。今ならアマプラで観れるで!
監督の出世作!昔観て凄い良かった思い出があるのですが、内容何も覚えていないw
そんな映画。
予告の感じだとこの映画のようなノリを想像した人がほとんどでしょう。
ちなみにこの映画は最高中の最高です。