ハロー電気チューンズです。
前回で2019年の映画を総括しましたので(総括?)今年1本目映画館で観て来た映画をご紹介しましょう。
フォードVSフェラーリ
いきなり今年1本目から熱い映画に出会ってしまいました!
間違いなくレース映画の歴史に残る素晴らしい作品です。
王者フェラーリに挑んだフォードの男達の熱いドラマといった感じですかね。
レース映画ですが特にクルマの知識とか詳しくなくても大丈夫でした。最低限4つのタイヤで走るヤツってことがわかっていればOKです。
ネタバレもありの感想だと思うので知りたくない人は急いで映画館へ!
映画『フォードvsフェラーリ』予告編 2020年1月10日(金)公開
まずなんと行っても見どころはド迫力なレースシーンの数々!!
やはり本物の迫力は違う!スタントシーンにはCGは使われていないようで超ド迫力なレースシーンが描かれています。
レースシーンはどれも見応えがあり、雨の日のル・マンのシーンとかほんとに凄いのですが、一番ハラハラしたのは奥さんの暴走シーンですwww
エンジニア兼設計士のキャロル・シェルビー(マット・デイモン)とレーサーのケン・マイルズ(クリスチャン・ベール)二人の男のドラマを中心に描かれていきます。
この二人がいかにも無骨なアメリカンな60年代の男で、頭にきたらスパナを投げつけるわ、謝りに来たのに取っ組み合いの喧嘩を路上でやるわで、ホント子どもがそのまま大人になったような男達なのです。
この路上の喧嘩が最高で、奥さんが二人の喧嘩をイスに腰掛けて雑誌読みながら終わるの待つところなんて最高ですね。喧嘩終わったら「なかなかやるじゃないか」的にすぐ仲直りしてレースに乗り出すテンポとかもとても好きです。
↓名シーン
マット・デイモン&クリスチャン・ベイル、本気でケンカ!『フォードvsフェラーリ』本編映像
事実を基に描かれている映画なのですが、タイトルのフォードVSフェラーリと言うよりは、大企業フォードVS二人または上層部VS現場みたいな話ですね。基本フォードの上層部は嫌な感じに描かれていて、金や企業イメージばかり考えて命がけでマシンを仕上げていく現場の人達なんか何とも思っていないようで実に腹が立つ。こんな社長や上司嫌だわ〜。
逆にフェラーリ陣営はライバル側にも関わらずそんな悪いようには描いていないですね。ちょっと敬意を払ってる感もあった。
そもそもフェラーリの買収に失敗した大企業フォード(フェラーリはレースには強いがそこまでデカい会社ではない)がその腹いせに大枚はたいてル・マン24時間耐久レースに出て優勝してやろうというお話(事実)なので、フォード側をよく描きようがないんですよね。
そこで大企業の裏切りや企業イメージを優先して人間(レーサー)の栄光に邪魔をするやり方と戦う男達のストーリーにして映画を盛り上げていくあたりとてもうまいですね。
社長を助手席に乗せて超スピードのドライビングを味あわせて説得するところもいいですよね。社長泣いちゃうしwww
映画『フォードvsフェラーリ』本編映像「テスト・ドライブ」1月10日(金)公開
クソ社長だけどここはちょっとカワイイwww
この映画レースとは関係ないシーンに名シーンがあるのも特徴です。副社長を部屋に淡々と閉じ込めるところとか爆笑ものです。
そんな大企業の力に負けてたまるかとレースシーンが始まるという構成なので、これはもう否が応でもテンションが上がるというもの!もう映画館の席にハンドルとアクセルをつけて欲しいくらいw 思わず右足を踏み込んでしまいますよホントに!
スーツ組に負けるなあ!!とオレの心が7000回転!!
ちなみにラストは意外な幕引きで、やったぜ!で終わると思ったら切なく塩っぱく終わるってのも何だか味わい深かったです。まあ事実がそうなんでしょうけど。
個人的には二人で肩組んで歩いて行くところでラストが良かったなぁ…。
そんな訳で今年いきなり大本命に当たってしまった映画「フォードVSフェラーリ」アクセルを持ち込んでw観るのがオススメです!!
でわでわ。