どうも電気チューンズです。Denkitunesです。
最近はNintendo Switchのメトロイド ドレッドにハマっております。面白いです。流石本家本元のメトロイドヴァニアですね。
ただ、面白いですけどMapで迷います。探索は大変です。難易度はそこそこ高めですね。2D探索ゲームが好きな人には超オススメです。
さて、今回は先日早速観てきました映画
ゴーストバスターズ/アフターライフ
が、とっても良かったので過去作を振り返りつつゴーストバスターズのお話をしましょう。
ややや ケッタイな 誰を呼ぼう ゴーストバスターズを!
で、お馴染みの映画ゴーストバスターズです。映画は観てなくてもこの曲は聞いたことがある人がほとんどでしょう。しかしこの曲の訳。誰が訳したんでしょうね。「ややや ケッタイな」って。
まずはゴーストバスターズの歴史を振り返ってみましょう。
1984年公開の記念すべき第1作です。監督はアイヴァン・ライトマン。出演は、ビル・マーレイ、ダン・アイクロイド、ハロルド・ライミス、アーニー・ハドソン、そしてシガニー・ウィーバー。
もともとこの映画は、「ブルース・ブラザーズ」のジョン・べルーシとダン・アイクロイドとエディ・マーフィーの主演3人で企画していた映画でしたが、ジョン・べルーシがクスリのやり過ぎで死んでしまい、エディ・マーフィーも「ビバリーヒルズコップ」に主演するので降りたため、改めて今のキャストになったようです。
ブルース・ブラザーズ(右がベルーシ)
ちなみにダン・アイクロイドはブルース・ブラザーズと大逆転でどちらとも共演しています。
この映画今でこそ大ヒット映画で大作映画となっていますが、結構急ピッチでドタバタと作られた映画のようで、制作開始が公開の10ヶ月前というブラック企業も驚く納期で始められた企画でした。「ゴーストバスターズ」というタイトルでも一悶着あり、昔子供向け番組に「ゴーストバスターズ」というのがあり、タイトルの権利が取れないまま映画の撮影がスタートしたため、予備に「ゴーストブレイカーズ」のタイトルでも行けるようにいちいち同じシーンを2回撮っていたとか。
↓コチラが元祖?ゴーストバスターズ
ちなみに公開にはギリギリで権利が降りて間に合ったようですw
しかも常に時間に追われていたため、基本ワンカット一発OKで猛スピードで撮影し、夜は編集という地獄スケジュール。
試写会では特撮シーンが間に合わず、「ここにマシュマロマンがいます」と合成前の状態での試写するというギリギリチョップ。
しかし頑張った甲斐あって映画は大ヒット。オカルトとSF要素がたっぷり詰まったコメディというのが斬新で、それをおじさん達ゴーストバスターズの面々が飄々とゴーストを退治していく姿が、子供から大人までに受け、コメディ映画としては記録的なヒットとなりました。
特殊効果をスター・ウォーズでやっていたリチャード・エドランドが担当し、コメディ映画ながら本格的な特撮が映画のクオリティをかなり上げており、音楽も「大脱走」や「荒野の七人」の巨匠エルマー・バーンスタインがやっているのも大きいと思います。
そんな一流なスタッフの中主演のビル・マーレイらおじさん達がアドリブをガンガン入れて自由に演じている感じがまた良かったんでしょう。
無駄に(無駄ではない)エロいシガニー・ウィーバーの熱演も観れます。本人はかなりノリノリで「犬になる役やるわ!」と監督もドン引くほどだったとか。
また、ガジェット類が魅力的なのも大事で、ゴースト退治の兵器「プロトン・パック」やゴーストを吸い込んで捕らえる「ゴーストトラップ」映画のシンボルとも言える専用車両「ECTO-1(エクトワン)など、どれも子供心をくすぐられるものばかり登場するのもこの映画の人気の一つでしょう。プロトン・パックには小型の原子炉が内蔵されているというヤベー感じもとてもいいです。
やっぱり映画にはガジェットが重要!
とどめには巨大なマシュマロマンがラスボスで登場するという、これを超える大ネタは現在までまだないんじゃあないかと思われる名シーンまである訳ですからこれはまあヒットしますよね。
当然突貫工事で作られた映画なので色々雑なところや、今見るとピンと来ないネタも多いですが、それを補って余りあるほどの魅力があったと言えるでしょう。
さてさて、1作目がヒットしたので当然作られるべくして作られた2作目
直球なタイトルですが、監督もアイヴァン・ライトマンが続投。前作のキャストも再集結し満を辞して1989年に公開された2作目ですが、
これが全然面白くないw
1作目はビデオとテレビでしか観れなかったので中学生の私は今度は映画館で見るぜ、と気合いを入れて観に行ったのですが、なんか全体的に滑っている映画という印象でした。(当時は滑ってるという概念はなかったですけど)
ちょうどこの年のお正月映画は、このゴーストバスターズ2とバック・トゥ・ザ・フューチャー2とバットマンが同時に公開され、3大ハリウッド大作映画の対決だあ!と盛り上がっていたのですが、このゴーストバスターズ2だけがなんともピンと来ないし、あんま笑えない映画として記憶されておりました。
しかし私この度せっかくなのでアマゾンプライムで2を観直して観ました。改めて今観れば意外と面白いかも!
と思ったんですが、やっぱりあんまり面白くなかった!!w
各キャラクターのその後が見れて、みんな彼ららしいその後を送っていたのが見れたのはいいのですが、やっぱギャグが滑ってんな〜という印象でした。中盤の裁判所での電気椅子ゴーストとのバトルはまあ面白かったですけど、なんとも敵がイマイチで後半になっても一つも盛り上がらない。ラスボスのビーゴも小物過ぎてどうやって倒したかももう忘れるくらい印象が薄かったです。
なんでしょうね同じスタッフ・キャストが再集結する映画ってだけでも貴重なのに、ここまで前作のノリを出せないとは。難しいですねえ映画は。
2以降も3を製作しようとダン・アイクロイドやハロルド・ライミスが脚本を書いていたのですが、ビル・マーレイとハロルド・ライミスが仲違いをしたりしてなかなか企画が始まりませんでした。しかしなんとか脚本が出来て、新世代バスターズに引き継いでいくみたいなストーリーだったようなんですが、なんと脚本で出演のハロルド・ライミスが2014年に死去。アイヴァン・ライトマンは監督を降りてしまい、企画はまた宙ぶらりんに。
惜しい人を亡くした。
そこで続編はやめてリブートだリブートとばかり、キャストを全員女性に置き換えて作られたのが2016年公開の
今までの作品とは繋がりはなく、新しく作り直した訳です。世間的には女性がキャストでコレジャナイ映画案件だったようですが、意外と私はこれ好きです。面白かった。
キャストの女性陣もみんないいキャラしていたし、なんと言ってもアベンジャーズのソーでお馴染みのクリス・ヘムズワースが最高で私のツボでした。吹き替え版で見なければ普通に面白いです。
旧作のキャストもちょこっとだけカメオ出演してましたしね。
しかし世間的にはイマイチだったようで、こちらは今のところ続編は作られておりません。
少なくとも2よりかは面白いです。
そんな訳で、ようやく今やっている
ゴーストバスターズ/アフターライフ
まで辿り着きました。
ネタバレなし解説と感想なので安心して読んでください。
今作は監督がアイヴァン・ライトマンから息子のジェイソン・ライトマンに引き継ぎ、映画の物語同様「継承」が大きなポイントとなっております。
この映画は関係ありません。こっちはガチで怖いです。
逸れましたが、今作はゴーストバスターズ1、2の正統な続編です。
そう期間の空いた続編です。この前書きましたのでコチラも後で読んでください。
そして期間が空いたにも関わらずとても面白くついでに泣けるという名作なのです。
物語は、1、2でハロルド・ライミスが演じていたイゴン・スペングラー博士の孫が主人公で、舞台はニューヨークではなくアメリカの片田舎。なんともノスタルジックな雰囲気の中、孫の女の子フィービーが祖父の遺したバスターズの道具を見つけ復活したゴースト達に立ち向かうと言うジュブナイルとなっております。
ジュブナイルとは、少年少女が主人公で一夏の大冒険をするような物語のこと。別に夏でなくても可。グーニーズやスタンド・バイ・ミー、映画のドラえもん、最近ではホラー映画だけど「IT/イット」のパート1など。青春ものより少し幼いくらいが良い。
旧作とは直接繋がってはいるものの、1作目から30年以上も経っているので、ゴーストバスターズのニューヨークでの活躍なんかは過去のそれこそ都市伝説のように扱われていて、フィービーが昔の祖父の活躍を知って「あれ本当のことだったんた」と気付いていく過程が、現代の世界観と80年代のおちゃらけコメディを無理なく結びつけているのが、うまいな〜と思わず膝を打ちました。
監督のジェイソン・ライトマンはアイヴァン・ライトマンの息子ですが、今までは「マイレージマイ、ライフ」や「JUNO/ジュノ」などどちらこといえばインディペンデントな小規模な映画を撮る監督という印象で、ドタバタコメディとはまるでジャンルが違っていましたが、この映画では父の旧作にキチンと敬意を払いつつ自分の作風は変えないというやり方でとてもいい塩梅に仕上げています。ノスタルジックな要素はたっぷりあるのですが、視点が現代の子どもの目線で描かれているので単にノスタルジックなだけでなく、過去を知らない現代っ子の純粋なワクワク感で話が進んでいくので、スター・ウォーズの新3部作もこんな感じだったらなあと思わずにいられませんでしたw
いい絵がいっぱい
家のデザインとか風景が凄くいい雰囲気
なので過去作を観なくても正直面白い映画だと思います。昔見たっきりであんまり覚えてないって人でも問題なく観れると思っております。この前金曜ロードショーで1作目を放送していましたけど、見逃した人も是非観に行ってほしいですね。最近の金ローは偉いですね。グーニーズやったりインディ・ジョーンズやったり。地上波のゴールデンタイムで唯一続いている映画番組なのでいつまでも続いて欲しいですね。
とはいえ昔っからのファンに対してのファンサービスも満点で小さい小ネタからおじさん号泣の名シーンもたっぷりなので、過去作の大ファンや、2観てガッカリした人、リブートにイマイチ乗れなかった人にも是非観てもらいたいです。
ecto -1に銃座が付いてパワーアップ
いやあしかし、ゴーストバスターズで泣かされるとは思わなかったわ
主演の子役達もみんな素晴らしく特にフィービー役のマッケンナ・グレイスはとても良かったですね。子役はあっという間に大人になっちゃいますから次観るときはもう印象違うんだろうな。
フィービーのお兄ちゃん役のフィン・ウルフハードも良かったですよ。Netflixでストレンジャーシングスの主人公をやっている彼ですね。こちらは結構大人になっちゃいました。しかしこの人、ストレンジャーシングスでは裏世界の怪物と戦ったり、イットではイットと戦ったり、今回はゴーストと戦ったりで毎回大変そうですね。そういう縛りプレイでもしてるのでしょうか?
その他にも、ポッドキャスト(あだ名)役のローガン・キムもいい味出してましたし、アントマンでお馴染みのポール・ラッドもそんなにアピールしないで子役を立てつつ自分の見せ場では笑わせてくれました。
贅沢を言わせて貰えば、予告編の30秒あたりのシーンで予告編と同じこの曲がかかれば100点でした。
まあそんな訳で超名作!!というよりは「あーなんかいい映画観たなあ〜」って思える、定期的に見返したくなるいい映画でした。
ちなみにNetflixの「ボクらを作った映画たち」という映画裏話ドキュメンタリーがあるのですが、これのゴーストバスターズ回があるので、Netflix観れる人は是非こちらも観てみてください。このブログ以上にたっぷり1作目の裏話が観れますので。ハロルド・ライミスが亡くなる前にビル・マーレイと和解ができたことがわかって泣けます。
ゴーストバスターズ/アフターライフ は是非劇場でご覧ください!!
ちなみに、最後にオマケがありますので、エンドロールの終わりまで席を立たない方がいいかもです。
ちなみにグッズも買っちゃいました。マシュマロマン可愛い。
でわでわ。
綺麗な映像で見直したいですね。
正直これは観なくても別にいいかもw アフターライフでも2からの引用はなかったような…
私は好きです。吹替で観たらダメ
これ欲しい誰か買ってください