Denkitunes Labo

宅録野郎の8bitゾンビ電気チューンズの音楽と映画とゲームのブログ

観なきゃよかった「トラウマ映画」特集

はーい前回に引き続き映画紹介です。

 

ただし今回は紹介はしますがオススメはしません。なんせ今回紹介するのは、

トラウマ映画

です。トラウマ映画とは、観終わった後もズーンと心にいや〜な気持ちを残し、たまに思い出しても陰鬱な気持ちになれる映画の事です。

なので心の弱い方や、体調が悪い時は観ない方がいいです。

嫌な気持ちになったじゃねーかコラボケハゲと言われても困りますので、自己責任で観てください。

苦手だと思った人はこのブログを閉じてテレビでも観ててください。

 

 

さて、トラウマ映画も色々ありますが、今回紹介するのはグロとかは無いです。グロくてトラウマもあるとは思いますが、ここではムカデ人間とかは紹介しません。

 

では、まず一本目

 

ミヒャエル・ハネケ監督の

ファニーゲーム

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出ました。いきなり真打登場。もうこの映画は作り手の悪意しかありません。これはもう観客への暴力です。

 

ストーリーとしては平和な家庭に突然悪い奴らが押し入り家族を恐怖のどん底に・・・。という話。

 

それも意識高く鬱にしてくるのが、一切直接暴力を見せないところです。

よくあるハリウッド製のサスペンス映画を完全に皮肉っており、「普通の映画だと主人公に働く補正がまるで効かないとこうなるだろ?」とでも言ってるかのように主人公家族はどんどん酷い事になって行きます。

それどころか犯人側に反則技まで使ってまでコチラを胸糞にする徹底ぶり。

 

面白い事にこの映画、オーストリアの映画なんですが、アメリカでリメイクされてます。その名も

ファニーゲームUSA

いっさもビックリUSA

脚本はセリフにいたるまで完コピ。(流石に英語に直してある)キャストだけ有名どこに変えて監督も同じ。

アメリカ人どんだけトラウマを求めてるんだw

ドMかw

 

ネタバレは避けますが、例えるならウィキペディアで胸糞悪い事件の記事を読んだような気持ちになる映画です。

「現実の事件に比べればこんなもん大した事ないだろう?」と、でも言うのだろうかこの監督。

 

さて、気を取り直せませんが次の映画。

 

ラース・フォン・トリアー監督。

ダンサー・イン・ザ・ダーク

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これもまた鬱映画の代表格。主演はアイスランドの歌手ビョーク。(ミュージシャンの方がいいのかな?)彼女はこの映画でこの監督の演出により追い詰められかなり精神的に辛かったようです。

 

そもそもこの映画の良くないところ二つあって、まず、ポスターや宣伝がいかにもな感動作!全米が泣いた!みたいな風に観客を騙していること!

そして、その宣伝から、「でもこの辛く暗い物語の最後にはきっと救いがあるはず!」と、思って観ている観客を地獄の底へ叩き落とすところ。

正に鬼畜の所業

 

そして、なんか疲れてきましたが、

最後は、

 

ダーレン・アロノフスキー監督。

レクイエム・フォー・ドリーム

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これは前の二本に比べたらまだマシです。つーか前の二本がおかしい。

 

この映画は一言で言うと麻薬ダメ絶対!なんですが、若者がヤクにハマって取り返しがつかない事になるのはまあ自業自得だろという気にもなるのですが、麻薬をやっているとは気付いていないオバさんがなんとも悲しく気の毒で絶望しかないです。

こんなですもの⤵︎

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この映画は麻薬が題材ですが、酒だったり宗教だったりギャンブルだったり弱い人間が頼ってハマって落ちぶれてしまうものは他にも当てはまるのではないでしょうか。それがただの鬱映画ではないところですね。

 

しかし、この映画映像がスタイリッシュでカッコよくテンポもいいので、前の二本と違ってたまに見返したくなります。ジェニファーコネリーのエロシーンがあるのもポイント(ニチャア

ん?あったよね?エロくない?

 

そんな訳で三本のトラウマ映画をご紹介してきましたが、この監督達は他にも鬱な映画を撮っていて観客を鬱にすることを生業としているのではないかと思うのですが、それでも観たい怖いもの観たい観客がいるのでしょうね。私も怖いもの見たさで観ましたしね。(ダンサー・イン・ザ・ダークは騙されましたが…もっといい話だと思っていた…

 

この他にもトラウマ映画はミストとかミリオンダラー・ベイビーとかあるのですが、今回はこのくらいで。

 

通常の映画がご都合主義に溢れているので「こんなのリアルじゃない!」と現実を叩きつけてくるトラウマ映画を求めてしまうのかもしれませんね。「現実は非情である」

 

 

 

でわでわ。

 

 

 

これらを立て続けに観たら恐らく心が死ぬ

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