こんばんわ デンゼル・ワシントンです。
さて、今回は今年の映画最大の話題作と言っても過言ではない超大作映画を観てきました!
TENETテネット
上から読んでも下から読んでも山本山的なタイトルのクリストファー・ノーラン監督の最新作です。
そして新型コロナのせいで超大作映画が軒並み延期アンド延期アンド延期になっていましたが、コロナ後最初の超大作映画の公開となっており、まさに映画ファン待望な映画となっております。
映画『TENET テネット』本予告 2020年9月18日(金)公開
今年の春以降公開の大作映画は次から次へと延期になってしまい映画好きの私としてはまさに悪夢。1月に「フォードVSフェラーリ」を観た頃はまさかこんな1年になるとわ思っていなかったですね。
やはり制作費1京ドルくらいかかっているハリウッド映画になると変な時期にやってコケでもしたら会社傾きますから、まあ配給としても慎重にならざるを得ないのでしょう。
トップガンの続編とかいつ観れるのやら。
しかしそんな中、大作映画がやらないもんだから、過去の名作を上映したりして初めて劇場で「風の谷のナウシカ」を観れたり、見逃していた「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」も観ることが出来たのはラッキーでしたね。コロナも悪いことばかりではないw
特にナウシカはテレビでは何億回も観ていましたが、改めて映画館で観ると、やはり映画は映画館で観ないとだめだな、と思い知らされましたね。段違いに素晴らしかったです。
そしてこの「TENET」に先駆けてIMAXで過去のクリストファー・ノーランの映画をリバイバル公開していたのも嬉しかったですね。特に「インターステラー」はノーランの映画の中でも一番好きな作品なので改めてIMAXで観ることが出来てよかったです。ちなみに木場のIMAXで観たのですが、やはり迫力も印象も桁違いでした。音響もすごかったですし。
それも、「インターステラー」の冒頭に「TENET」の冒頭10分くらいのシーンが観れたというおまけ付き。(一瞬入る劇場間違えたかと思ったけどねw)
そんな訳で当然「TENET」もIMAXシアターで観ないといけないなと、それも日本でフルのIMAXが観れるのは池袋と大阪だけだそうで、これは池袋のグランドサンシャインまで行かなきゃいかんでしょと思っていました。
そんなもんで、ウキウキでチケットを予約しようとしたら、
ほぼ完売…
まあ…端っこの席とかは多少空いてましたが…
やはりみんな大作映画に餓えていたんですね。仕方がないので地元船橋で観てきました。
ちなみに!船橋ららぽーとのTOHOシネマズのTCXってスクリーンもメチャデカくてすごいのよ!
でもIMAXで観たかった… 実際冒頭はIMAXで観ていたので違いがわかってしまった…
しかし!まあ、気を取り直して観てきましたよ!
テネット(面倒だからもうカタカナ)
この映画は公開まで情報をほとんど遮断してたりするのでネタバレは極力避けての感想とします。それでも感想ってだけでもネタバレとも言えるので、ネタバレせずにこの映画を観たいって荒ぶる若者は今すぐそのスマホだかタブレットだかを天高く放り投げ映画館へテネット観に行ってくださいね。
さて、とにかくこの映画
難しいです
最近の映画は何から何まで説明してくれちゃう「ゆとり仕様」ですが、この映画は一切ゆとり無し!ここまで観客に理解のハードルを上げてくるとはなんて男だクリストファー・ノーラン!
とにかく難しいので1回で理解出来たらあなたはスゴいです。もう後はやっておきますので帰っていいですって感じでスゴいです。
基本的には007のようなスパイ映画です。世界を滅ぼそうとする謎の組織(男)から世界を救う名もなき男(ホントに役名が名もなき男!英語ではProtagonist(主人公))の活躍を描いたスパイ・アクション映画です。
が、そこへ時間逆行というSF要素をブチ込んでまったく新しい映像を見せるのがノーラン監督なのです。その時間逆行のルールがなかなかわかりにくく、かなり頭をフル回転させなければならない訳です。映像もアクションもスゴいのですが、観客に?マークが付いたままドンドン話が進むためついていくのが精一杯でホント疲れました。ジョジョの7部くらいのスタンド能力を必死に理解しようとする感じで。
漫画や小説ならわからないところを何度も読み返して考察できますが、劇場での映画は「ちょっと今よくわからなかった」って言ってちょい戻しとか出来ませんからね。この映画みたく時間逆行したいわと、何度か思いました。
とは言っても頑張って観ていれば、最終的には大筋はわかりますし、あああのシーンはこういうことだったのかと大体の伏線もわかると思います。が、細かいところが気になってしまうので、これはやはり何回か(せめてもう1回)観て考察するしかないですね。
アルゴリズムとかゆーのもよくわからなかったなー。
他にもアレどーゆーこと?てのがチラホラあった。
あと、戦争映画などにありがちな誰が誰だか見失ってしまう問題が今作にもあり、誰が誰だかわからないと状況や何がピンチなのかもわからないので、映画なんだからもう少し誰が誰だかわかるようにならなかったんすかね。
時間逆行についてですが、所謂タイムマシンなどを使ったタイムトラベルや過去へジャンプするタイムリープとは違って、時間を逆回転して遡るというのを理解しないとワケワカメになってしまうので注意が必要です。
つまり40歳の人が20年前に遡るには20年かけて逆行して20年前に着いた時には60歳になっているとゆー訳です。
バック・トゥ・ザ・フューチャーの様に過去未来を一瞬で移動して大活躍とはちょっと違います。
映像面は最高で、基本的にクリストファー・ノーランの映画は極力CGを使わず、実写で撮ることにこだわっています。そのためカーチェイスや爆発シーンはもの凄い迫力なのでこれだけでも映画館の大画面で観る価値は十分あると思います。
ノーラン映画はIMAXカメラで撮ることにもこだわり続けているのですが、IMAXカメラで撮った映像は通常の映像より迫力も解像度もバツグンに高く、それをCGでなく実写でやるもんだからこれだけでも劇場で観る価値があるという訳なんです。
主演のジョン・デイビッド・ワシントン(デンゼル・ワシントンの息子!)もカッコよく黒人の007の様でした。スパイク・リーの「ブラック・クランズマン」も良かったですねけどアクションもいけるんですね。流石イコライザーの息子w
コチラはお父さん
そんな訳でネタバレないのでこの辺で。
(ほとんどなんも書いていないよーな…
つまりかなり難しく、不明な点も多いし、パンフレットの解説見て「そんなの気づくかw」と思ったりする映画ですが、コロナのせいで大作映画が延期になっている今こそ映画館で観るべき映画とも言える映画なので
とりあえず必見でオススメです。
なので私はもう少し経ったら池袋のIMAXで再度鑑賞しようと思っておりまーす。
でわでわ。
SF映画の傑作ですね。IMAXで観てください。もうリバイバル終わっちゃったけど。
こちらも劇場で見るとテレビで観るのと比べて感動も画面の比率分くらいあります。もうリバイバル終わっちゃったけどねー。