Denkitunes Labo

宅録野郎の8bitゾンビ電気チューンズの音楽と映画とゲームのブログ

シン・ウルトラマン感想(ネタバレ無し)ドクターストレンジの感想もチョットだけ

こんにちわ電気チューンズです。

仕事・残業・土曜出勤 私の嫌いな言葉です。

 

シン・ウルトラマンの感想の前に、クターストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネスの感想を少し。

ドクターストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス

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ドクターストレンジについては、私としては特に一作目もそれ程な感じだったので、アベンジャーズにはよく出てきますが、あまり思い入れもないのです。が、今回の二作目はあのサム・ライミが監督するというので、こりゃー見逃す訳にはいかないと劇場に走った訳です。

ちなみにサム・ライミ監督はスパイダーマン死霊のはらわたの監督です。

denkitunes.hatenablog.com

 

 

そんなライミ監督が撮ったドクターストレンジはどんなもんかなと思って観たのですが、思っていた以上にライ味たっぷりのやりたい放題映画で、マーベル映画の中でも一番ホラー味が強い正にサム・ライミ映画でした。これが作家性と言うのでしょうか。

今までも色々な監督がマーベル映画を監督してきましたが、ドラマ部分はまだしも、アクションシーンになるとどれも監督の味が失われてだいたいいつものヤツになってしまっていたのに対し、今回のドクターストレンジ2は最後までサム・ライミ全開で流石の一言でした。客を退屈させたら死ぬのかと言うほどサービス満点の娯楽映画です。

しかし、あまりにライ味が強いので、普通のマーベル映画ファンからは評判が悪いみたいですがw

最近あまり映画を撮っていなかったんでまたバリバリ撮って貰いたいですね。

まだ観ていない人はすぐ劇場へ。予習はいりません!!

 

さて、シン・ウルトラマンですが。

シン・ウルトラマン

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監督が平成ガメラ特技監督や、シンゴジラ樋口真嗣。総監修がシンエヴァンゲリオン庵野秀明です。

シンゴジラは大満足の大好き映画なので、当然ウルトラマンも楽しみにしておりました。これも歴史あるシリーズで、私も子供の頃は怪獣大好きで、怪獣消しゴムやカードを死ぬ程集めたりしてました。

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↑怪獣消しゴム

私は仮面ライダーはほとんど観ていなくて完全にウルトラマン派でしたね。私が子供の頃にはすでに一旦ウルトラマンシリーズも終わっていたのですが、基本的に再放送や怪獣大辞典みたいなので好きになっていきました。夏休みとかに朝早起きするとよく再放送がやっていたものです。

子供心にも町や山のミニチュアを作ってそこで着ぐるみ怪獣が暴れていることはわかっていたのですが、逆にそれなのにこんな面白いのって凄くない?今のビル本物みたいだった!!と思って観ていたものです。それも毎週放映してるんですよ。ミニチュアまた壊しちゃって来週までに作り直せるのかと要らぬ心配したりもしていました。

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ウルトラマンはダイジェスト的な映画が公開されて、親に連れられて今は亡き渋谷パンテオンに観に行ったのを覚えています。映画館の前にデカいウルトラマンの絵?写真?があってワクワクしたもんです。

渋谷パンテオンの入口はなんだかお金をかけていて、クリント・イーストウッドガントレットという映画の時は本物のバスの前面部分だけドーンと飾ってあって凄かったです。(それも銃弾を受けたように穴だらけ)

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↑こんな感じのバスの前面だけ飾られていた!

 

話はそれましたが、ウルトラマンですね。

そう、シンウルトラマン。シンマンだと帰ってきたウルトラマン新マンなんでダメなんすかね。じゃあシンラマンで。愛人(ラマン)みたいでダメか。

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とにかく観てきましたシンラマン。

 

前半はワクワクしながら観ていました。序盤から見せ場ですし、怪獣もいっぱい出てくるし、こんな調子で昔見た劇場版ウルトラマンみたいなダイジェスト版でもいいなーと思っていたのですが、後半から失速。いまいち盛り上がらず終わったなーと言う印象でした。つまらなくはないんですが、なんか今ひとつな感じなんです。

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↑前半のワイ

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↑後半のワイ

 

昔の技術では出来なかった特撮を現代の最新技術で蘇らせて、新たなウルトラマンを見せてくれると思っていたのですが、やってる事は昔へのオマージュなのか、敢えてショボく作っているようでどうにも盛り上がらない。オタクが作った自主制作映画ならこれでも「よく出来てる!」となるのでしょうが、一般映画でこれはねぇ…。

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↑実際庵野秀明さんは自主制作でこんなん作ってました。

 

怪獣のデザインはみんな良かったんですけど、


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後半のヤツはどっかの使徒みたいで、またか…って感じがしました。

 

でも、メフィラス星人はとても良かったです。「私の好きな言葉です」とか言ってキャラも立ってるし。居酒屋の割り勘も良かったです。「お前一人で散々飲んで食っといてw」

まあ、指パッチンは寒かったですけど。

 

また、旧シリーズで怪獣のデザインが予算削減のため使い回していたのを、うまい理屈をつけて説明するというのも好きです。

 

他にも「禍威獣(カイジュウ)」とか「禍特対(カトクタイ)」などの田舎のヤンキーみたいな略語は面白かったり、スペシウム光線かっこええーとか、

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イイところも多いんですけど、どうにも観終わった後に全体的にパッとしない印象でした。

もう少し禍特対のメンバー内でチーム感というか仲間っぽさがもっとあれば、後半もっと盛り上がって終われたのでは無いかと思ったりしました。

シンゴジラは本当に日本全体が一丸となってゴジラを倒した感があって「やったぜ!」となれたんですが、シンラマンは「ん?よくわからないけど今ので倒したの?」って感じでした。

後、これだけは言っておきたいのですが、クライマックスが水洗便所に流されそうになってもがく虫みてぇなシーンじゃあ盛り上がれませんよ!!

 

まあそんな訳で大体面白いんですが、今ひとつ盛り上がりにかける、そんな惜しい映画でした。

そもそもウルトラマン自体、映画というよりTVシリーズの方が向いてるのかも知れませんね。

でもこれがヒットすれば続編も作られるみたいなんで、皆さんも是非劇場で観てください。

あとシン仮面ライダーもね。

 

 

 

でわでわ。

 

 

 

これが旧ウルトラマン。輸入盤だけど。

シン・ゴジラはやっぱ面白い。

 

ドクター・ストレンジの一作目。正直イマイチだった。