今回はスカッと楽しい娯楽アクション映画をご紹介しようと思います。
ガイ・ハミルトン監督。
レモ 第1の挑戦
主演は前に紹介したトレマーズでお馴染みのフレッド・ウォードです。1985年の作品なんでまた古いのを引っ張りだして来た訳です。
ストーリーをザックリ説明しますと、ニューヨーク市警のチャールズ・ブロンソンみたいな髭の警官サムさんは、ある日大統領直属の組織に車ごと川に叩き落とされて死を偽装されたうえになんと顔まで勝手に整形され、新たにレモと改名して組織に入れと言われます。
なかなか強引な勧誘に驚きますが、このレモさん、「顔が違うぞ」くらいしか文句を言わず、なんかなし崩し的にこの組織に入ることに。なんて許容量の多い男。
そもそも最初のブロンソン顔も夜で良く見えなかったせいか髭を剃られただけかと思いましたが。
その組織は法律の手が届かない悪い奴らをやっつける暗殺組織なんです。
でも組織にはレモさん入れても3人しかいません。メガネ髭のじーさん(この人がリーダーみたい)と黒人紳士。
少数精鋭にしても当時の大統領はなに考えてんでしょーか。
そして、レモは朝鮮人のジジイから謎の暗殺術シナンジュを学び、厳しい修行をふわ〜っとこなし、駆け出し暗殺者として悪人と戦っていくのでした。ココまでが第1の挑戦です。
ただこの映画はコケたんで第2の挑戦はありません!
( ゚д゚)ポカーン
はいはいクソ映画紹介ね、と思ったあなた待ってください。ここから見所を説明します!
1 衝撃の銃弾よけ!!
この暗殺術のシナンジュは現実には存在しませんが、なんと空手や中国拳法から忍術まで全ての武術の源流であるらしく、(やはり全てのルーツは韓国にあったのかソーダトオモッタ)なんとピストルの弾丸をサッとかわすことができ、砂浜を足跡付けずに走れ、水の上まで走れて、なんか指でビッと相手を突くと動きを封じることが出来る凄い術なんです!!
ただ、弾丸をかわすのもマトリックスみたいにスタイリーッシュにかわすのではなく、ほんとサッとかわします。
こんな感じw
( ᐛ )彡サッ
なんか引き金を引く筋肉の音を聞いてパッとかわすみたいです。
2 ツンデレジジイ
そしてこのシナンジュを教える朝鮮人のジジイが頑固なツンデレジジイなんですが、「ファーストフードは死ぬのが早くなるからそう言うのじゃ」とか「朝鮮人が世界で一番優秀な民族じゃ」とか言っちゃう今見るとなかなかなお方。
そしてメロドラマが好き。
でもこのジジイとレモの関係がなんとも微笑ましくついついホッコリしちゃいます。
3 自由の女神像での超絶高所バトル!!
そしてこの映画の一番凄いところはちょうどこの時改修工事中だった自由の女神像🗽での超高所バトルを繰り広げるシーンです。
わーーーーーお
当時像のまわりに櫓(やぐら)が組んであって、その上で悪人に雇われたとび職のみなさんとの超絶バトル!ここだけジャッキーやトム・クルーズ映画ばりの凄いスタントが見れます。
落ちる〜〜〜〜〜!!
さすが007を何作も手掛けたガイ・ハミルトン監督!
やたらと高所でのアクションが多いため高所恐怖症の人はチビります。ええチビりますとも。
まあアクションとしての見せ場はここくらいで(え〜〜〜)後は警備犬との追っかけっことかそれなりに面白い展開で一応飽きさせず観れ、ラストもスカッと終わります。
レモとジジイのコンビがとても面白く、シナンジュのインパクトがあるので、是非第2第3の挑戦を観たくなりますよ!
無いですけど。
主演に華がなかったんすかねぇ…
そういえばこの映画の原作が実はアメリカで超有名作で、150巻くらい出ている超長寿シリーズなんです!
つまりこの映画最後の見どころは、壮大なストーリーがたった1作でポシャった瞬間が見れるというとても貴重な映画なのです。
しかしこの映画、配信でもないしDVDも絶版ぽいので現在は観るのが難しいかもしれません。TSUTAYAかGEOで探してレンタルして観るのがいいでしょう。
とにかく深夜にたまたまテレビでやっていたら最後まで観てしまうこと請け合いの良作アクション映画です!
でわでわ。
テレビCMがありました。どう?面白そうでしょ?
DVDはなんか中古しかないです。それもクソ高いしw
こちらは原作。日本でも15巻まで出てるらしいですよ。私は読まないですけどね。
デストロイヤーの誕生 (創元推理文庫 159-1 殺人機械シリーズ 1)
- 作者: リチャード・サピア,ウォーレン・マーフィー,佐和誠
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1974/10
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