Denkitunes Labo

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ゴジラVSコングに大満足! 後編


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最近ペンタブレット通称ペンタブを買ったのでゴジラとコングを描いてみました。見ないで描いたのに、う、上手すぎるw

 

はい、そんな訳でゴジラVSコングのレビュー&感想です。

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前回ドラQパーマンとか言って話が逸れてしまったので今回はマジでやります。 

denkitunes.hatenablog.com

 

 

簡単にあらすじを書くと、地球の地下に空洞があって、これが地底空洞説ってやつなんですが、ここにゴジラを倒せるパワーの源があるらしく、コングの祖先はその地底からみたいなんでコングに探させるけど、ゴジラに邪魔され二大怪獣がバトルをするというお話です。


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この時点で、まあコロコロコミックレベルの精神年齢で望む映画だということがわかりますね。とはいえ地球空洞説ですよ。地球空洞説!これは冒険ロマンが否が応でも盛り上がるってもんです。わかり易くドラえもんで説明するとのび太と竜の騎士」です。

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また話がそれそうになりましたが、地球の地下にトンデモなく広い空洞があってそこには地上とは違って恐竜がいたりするみたいな説です。

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↑こんなの

そんなトンデモSF設定が逆に少年心を掻き立てるわけですねえ。

 

さて、地球空洞説以外にもある、この映画のおもしろポイントをいくつか挙げていってみましょう。

 

おもしろポイントその1

まあそんな設定の面白さもありますが、なんと言ってもこの映画の見所はアメリカ代表のコングと日本代表のゴジラがガチでバトルを繰り広げるところでしょう。バトルについては正にもったいぶったところが一切なし!前作までによくあった暗くてどうなっているかよくわかりません的な画面も一切なし!

もうこの映画に関してはネタバレとかまるで関係ないのでガンガン書きますが、前半の1ラウンド目で海の大艦隊の船上でのバトルからまあ凄い!コングが船から船へジャンプして移動しながら戦ったり、海から放射能火炎を垂直放射するゴジラにそれをダイハードジャンプでかわすコング!もう最高です。画面も暗くないし!

更に2ラウンド目の香港のなんとも綺羅びやかな高層ビル都市でのバトルもメチャクチャ凄い。ここがまず素晴らしいところは夜なのに暗くない!高層ビルの夜景が綺羅びやかに明るいので暗くない!もう暗くなければいいのかという感じですが、やはり観ていて一切ストレスがないのがいいですよね。

 

 

両者の動きもはっきりしていて早い上に重量感もある素晴らしいものになっています。

 

おもしろポイントその2

この映画意識してるのかしていないのかわかりませんが、過去の様々な映画などのオマージュがどんどん出てくるところです。

先程も書きましたが、

ゴジラ放射能火炎をダイハードジャンプでかわすコング!(ダイハード)

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その他にも、

脱臼した肩を壁にぶつけて治すコングリーサル・ウェポン2 炎の友情)

 

リラダンスラムダンク

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さっきも書きましたが、大艦隊の船上を船から船へピョンピョンジャンプするコングのアクションが、エヴァンゲリオンの弐号機ですね。

 

その他、コングがマグロ食ってるのは最初にハリウッドで作られたGODZILLA(1998)」のマグロ食ってるゴジラだし、地底世界に入るところは2001年宇宙の旅みたいだし、斧みたいな武器持って戦うコングはアベンジャーズソーそのままだし、まあそんな色々な要素が隠すことなく堂々と出してくるところがこの映画の魅力の一つでしょう。もちろん知らなくても面白いのは、元々の元ネタが面白いから。まあ流石にスラムダンクはたまたまでしょうけど。

おもしろポイントその3

ちゃんと勝敗が決まる!

大抵こういうVSものは勝敗とかグダグダだったり引き分けだったりすることが多いのですが、この映画では一応キッチリ決着がつきます!ただこの映画のうまいのは勝敗が着くのですが、負けた方にもおいしいところを持ってきてどっちの怪獣ファンも満足させるという離れ技をやってのけているところです。

そのおいしいところというのは、もう予告編でもガンガン流れていますので言っちゃいますけど、

メカゴジラの登場です!!

既に二大怪獣バトルでお腹いっぱいのところにとんでもないデザートが出てきたようなメカゴジラの登場に全俺がざわついたのは言うまでもありません。

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ちなみにこのメカゴジラのデザインは日本のメカゴジラというより、ターミネーターのエンドスケルトに影響を受けているようです。ここでももう一つオマージュがある訳ですね。

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日本のメカゴジラとは随分違いますね。

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ちょっと前にスピルバーグ監督の「レディ・プレイヤー1」にもメカゴジラは出てきましたが、アメリカ人はよっぽどメカゴジラ好きなんですねえ。それもゴジラVSコングにぶっこんでくるあたり、この監督は出し惜しみを一切しない男だということがよくわかりますね。このメカゴジラとのラストバトルにより、どちらの怪獣ファンも満足ご機嫌でウホウホ映画館を出れる訳です。

ちなみに監督はアダム・ウィンガードさん。一風変わったホラー映画「サプライズ」の監督ですね。別荘に集まった10人の家族を次々殺す殺人鬼グループが現れるが、そこに居合わせたヒロインの女の子がサバイバル術に長けていて、殺人鬼グループを段取り良くサクサク始末していくという面白いスプラッター映画です。

 

メカゴジラの出演は映画公開まで完全シークレットにしていたようですが、この映画もコロナの影響で延期が続いたためチョロチョロネタバレしてしまったようです。恐ろしいことに映画館の物販にメカゴジラのフィギュアが売っていたらしく、何も知らずに映画を観る前に物販によるとまさかのネタバレを食らうという、もうちょい考えろよ映画館。まあしょうがないけど。

 

最後に、別におもしろポイントでもないですけど、

小栗旬が出ています。

全開までのゴジラを追いかけていた渡辺謙演じる芹沢教授の(多分)息子役で出ているのですが、大きい役のようで全然出番がないw 英語が全然喋れなかったかららしいですけど、特殊効果なしの自前の白目を披露して存在感をアピールしておりました。

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その他にも地底世界のワクワク感とか、陰謀論とか、南極大陸とか、おもしろポイントはいっぱいあるのですがまあこの辺で。

人間ドラマが怪獣バトルを邪魔していないのが特にいいですね。全開の「ゴジラ キングオブモンスター」も面白かったですが、人間ドラマが邪魔くさくてもう一息な感じでしたから。

 

そんな訳で、全怪獣ファンが大満足できる怪獣バトル映画の大傑作ゴジラVSゴジラは是非劇場でご鑑賞ください!

とりあえずモンスター・バースはこれで一旦終了のようですが(ラストに次回への布石的なものは特に無かった。クレジット後にもなんもなし)もっと続けてさらに凄いバトルがみたいですねえ。

 

 

でわでわ。

 

 

 

 この映画の監督作。結構拾い物な面白さ。

 

刑事バディ物映画の傑作。1も2も3も面白い!(4はあんまり覚えていない)脱臼直しは2と3で出てきます。