お久しぶりです。
最近いつも更新するたびにお久しぶりって言ってる気がします。そのくらいの頻度で更新されるズボラブログです。略してズボログ。
さて、ここ最近で新しいDTM機材を購入しましたので自慢紹介していこうと思います。
今回購入したのがこちら
これは1982年にRoland社が発売した、伝説のシーケンサー付きベース用アナログシンセ TB-303のクローンマシーンです。
クローンマシーンと言うのはまあ簡単に言うと似せて作ったマシンのことですね。
このTB−303は発売当初はベース音がショボいとあまり売れなかったみたいですが、90年代初頭にとあるシカゴのDJが中古でこのTB-303を買ったら、フィルターの設定が全開になっていたためなんとも奇妙キテレツな音が出ることを文字通り発見。これで一曲リズムに乗せてフィルターをイジっているだけの曲「Acid Traxs」をリリース。これがダンスミュージック界に衝撃を与え、アシッドハウスという新しいジャンルができるに至ったとまあざっくり言うとそんなマシーンなんです。
そのAcid Traxsがこちら↓
このウニョウニョピヨピヨした音誰でもどこかで聴いたことがあるんじゃあないでしょうか。なんとも癖になるベース音ですよね。そもそもベースの音なのかってことはさておき、そんな伝説的名機ですが今は2021年。なかなか中古でも手に入りにくい訳です。あってもメチャクチャ高値。ちょっと検索したら30万円くらいだった(!)
これまでも何度かクローンが発売されていたようですが、デジタルだったり303独特のシーケンサーを再現できてないものばかりだったようですが、ここに来てベリンガーさんがアナログで独特なシーケンスを再現したやつを発売してくれたと言う訳です。偉いですねベリンガーさん。KORG好きの私もこれは認めざるを得ない。
それも今はなんせ21世紀なんで、オリジナルにはなかったMIDIやUSBもついており他のDTM機やDAWソフトと同期することも可能!
お値段もシンセとしてはお手頃!16,000円くらい。
カラバリが結構あって黄色のも良かったのですが私が購入したのはシルバーのこちら。
やっぱ元祖TB-303に似せたこの色がカッコいいですね。
素材はプラスチックで見た目よりショボいですが、軽いからいいです。
シンセの波形(WAVEFORM)はノコギリ波とパルス波から選べ、左上に並ぶつまみでフィルターのかかり具合をグリグリイジって遊びます。
更にこのTD-3の特徴である右にあるDISTORTIONをONにするともっとエグい音になってとても気持ちいいです。ギュインギュインです。
アナログなんでBPMは手動で適当に変えるだけですが、他のMIDI機器とつなげばBPMも合わせられます。
試しにうちのまだまだ現役KORG ELECTRIBE MXと同期させてみましたが、MIDIケーブル一本で同期出来ました。
16ステップシーケンサーなんで16ステップベース音を打ち込めますが、画面もないのでなかなか狙ったフレーズを打ち込むのは至難の業。努力と根性が必要そうです。
ただし、このシンセはランダム打ち込み機能があるのでこれを使えば思いも寄らないフレーズが出来たりします。フレーズ生成は完全ランダムなので完全に運ですが、このマシンはそういう偶発的にフレーズを作ったほうが面白いかもしれないですね。
左下のSTART/STOPボタンとCLEARボタンを同時押しするとフレーズのランダム作成が出来ます。 (同時押しってのがなんかいいですね)
悪い点としては、説明書に全然使い方が書いてないのでこれ読んだだけでは打ち込み方もわからない気がします。 まあネットで調べれば動画とかで紹介されているのでわかるんですけどね。
ちなみにベース音だけでは寂しいと言う人はもう一台RD-6と言うドラムマシンとセットで買えばこれだけでアシッドハウスが出来ます。
まあそんな訳でやれることはアシッドベースを作れるだけですが、やはりデジタルやDAWソフトでは出せないエグい音が出せるという点で購入する価値はあると思います。
なんといっても伝説の名機TB-303の音を出せるってだけでもう買いです!
さあてウニョウニョさせるぞおー
でわでわ。
この黄色とどっち買おうか結構悩みましたね。ニコちゃんマークが魅力です。
こっちは本家Rolandが出したクローンです。
こちらもRolandさんの。タッチパネルってところでちょっと違うかな〜って気がしました。
参考までにTB-303の中古を紹介。特盛のMacBook Pro買えちゃうねw