基本的にご無沙汰です。電気チューンズです。
先日忙しい合間をぬって映画を2本観てきました。
なかなか映画館に行くのも暇がなくて苦労しますが、やはり観たい映画は観ときたい。出来れば映画館で観ときたい。訳です。
今回観てきた映画はこちら。
ラストナイト・イン・ソーホー
と
ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネージ
です。
今回は映画の感想・レビューではなく、昔は当たり前だった同時上映について思い出してみましょう。
歳をとってくると昔は良かったなあ(トオイメ)に成りがちですが、映画を映画館で観るのが好きな人にとって、同時上映があったことは間違いなく良かったことだったと思います。
今回は上記の2本を同じシネコンで続けて観たのでそんな同時上映を思い出したのでした。
さて、同時上映とは何?美味しいの?と現在若さを謳歌する若者は言うでしょうから説明していきましょう。
同時上映と言ってももちろん2本の映画を一つのスクリーンで同時に上映して「うわー何が何だかわからないよ」という訳ではなく、1本目を上映したら少し休憩があって続けて2本目を上映するという、1本の料金で2本も観れてしまう、今思えばなんとも太っ腹な上映方式のことを言います。要は二本立てってやつですね。
今でもやってるところはあると思いますが、昔は当たり前のようにどこでも同時上映でした。基本的に大作・話題作があって、それにおまけでもう1本観れるみたいなものでしたが、中には本命で観に行った映画よりノーマークだった映画の方が面白かったり、奇跡的にどちらも面白かったりすることもあり、なかなか楽しかったです。
私の育った千葉では、「ランボー怒りの脱出」と「ルパン三世バビロンの黄金伝説」が同時上映だったり、
「ビバリーヒルズコップ2」と「世にも不思議なアメージングストーリー」だったり、
「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2」と「K9 友情に輝く星」だったり、
「ハワード・ザ・ダック 暗黒魔王の陰謀」と「マネーピット」だったり、
「コブラ」(スタローンの)と「ポリスアカデミー3」だったり、
挙げ連ねていけばキリがありませんがそんな組み合わせの同時上映が公開されていました。
昔は指定席でも完全入替制でもなかったので、興味ない方の映画の終わりの方に上映中にコソッと入って席を確保し、本命の映画を観るなんて戦法を取ったりしていました。意外と興味ない方が面白そうだったらもう一回そっちも観てから帰るという、なんとも時間が有り余っていた若き日だからこそ出来た鑑賞法でしょう。ほぼ半日は映画館にいるということですので、昼に映画館に入って終わって出てくると大体夕方か暗くなっていることがほとんどでしたね。
しかし当時は映画代は1,500円。前売りで買って1,200円くらいでした。当時の小遣いでは大金でしたが今思うとこれで2本観れるんだから安いよなあ。
まあ良くも悪くも2000年代くらいから、シネコン方式の映画館が増え始めて指定席!完全入替制!となってこの同時上映も無くなっていった訳ですなあ。
今では仮面ライダーと戦隊モノの同時上映とかしかシネコンでやる同時上映は無くなっちゃったんかな。池袋の文芸坐(今は新文芸坐)はまだ同時上映やってるみたいですけどね。ちょっと池袋となるとなかなか行けないのよ。
まあそんな同時上映を観た頃を思い出したのでした。でも同じ映画館で2本続けて観るってのもなかなかいいですよ。午前中に1本目を観て、昼食って2本目も観るとなんだかとても充実した休日を過ごした気になりました。(料金はもちろん2本分かかりますけどね)
ちなみに「ラストナイト・イン・ソーホー」はめっちゃ良かったです。単純なホラーと思ったら意外とシリアスなテーマだったりしますが、エドガー・ライト監督らしくスッキリした後味に仕上がっています。
なんと言っても主演の2人が最高でこの2人は今後も注目の女優さんなんで要チェックですぜ。とにかく映像と音響が素晴らしいので是非映画館で堪能してもらいたい1本です。
左アニヤ・テイラー・ジョイ 右トーマシン・マッケンジー
「ヴェノム(以下略)」は、まあ普通。ほとんどコメディでしたね。前作より「うしおととら」度が更に上がりましたね。
カーネージがあんま強くないのが残念でしたが、ラストにサプライズがあるし、90分でサクッと観れるので良かったです。
さて、そんなおっさんの走馬灯でした。
でわでわ。
今でも二本立てで上映している文芸坐。そのうち行きたいなあ。