お疲れ様です。電気チューンズです。
今公開中の映画
クリード 炎の宿敵
を観て来ました。後半ネタバレありです。
こちらは超有名映画「ロッキー」シリーズのスピンオフでして、ロッキーのライバルにして親友のアポロ・クリードの息子アドニス・クリードがロッキーをセコンドに活躍する前作「クリード チャンプを継ぐ男」の続編なんです。
前作の「クリード チャンプを継ぐ男」は評価が高く「ロッキーのスピンオフでアポロの息子が主役?駄作決定かwww」となめプしていたら演出・脚本・役者と全てクオリティが高く、ロッキーを演じたスタローンがアカデミー賞の助演男優賞にまでノミネートされるというなかなかの名作でした。(惜しくも受賞は逃しましたが)
さて今回はというと、「ロッキー4 炎の友情」で、アポロを試合中に殴り殺し(!)ロッキーが戦った旧ソ連人ボクサーイワン・ドラゴの息子が登場し、チャンピオンになったばかりのアドニスと復習するために闘うという、こう書くとバカ丸出しなストーリーですが、スタイリッシュな映像と役者の熱演によりちゃんとした映画になっています。(ちなみにそのままバカ丸出しに作った映画がロッキー4wwww 褒めてます)
右がドラゴ 身長差www
ドラゴはロッキー4にてロッキーに敗北(↑こんなんでも負けますw)し、国内でかなーり不遇の人生を送っていたようで、その恨み晴らすため息子のヴィクターを鍛え、アメリカにやって来てアドニスに挑戦状を叩きつけます。果たしてアドニスはドラゴを倒しパパ(アポロ)の敵を打てるのか!(うんやっぱりバカっぽい)
ここからは少しネタバレを含みます。知りたくない人はエロサーフィンでもしててください。
感想を言いますと、(ここまでの私のテンションで察するかもしれませんが)面白かったし泣けるところも結構あったのですが、主軸の主人公アドニスのドラマがなんかイマイチに感じましたね。なんというか闘う理由がイマイチ伝わってこないというか、もう前作で彼のドラマは描ききってしまったのではないかというくらい、なんかそれなりに苦労して悩んだりしているのですが、どうも取って付けたようなイベントばかりで正直ふ~んという感じでした。
やっぱり監督が前作のライアン・クーグラーから変わったからなんですかね。
だが!今回もスタローンのロッキーがいい!!ロッキーのドラマとしては今回こそこれで終わりなんじゃないかな。ラストなんかめっちゃ泣けました。特にスタローンは息子さんを亡くしているので余計にね…。
そもそも彼の若い頃からずっと見守って来た私としてはもうなんかロッキーが出てるだけで泣けるんですよね。
試合が終わった後、リングに上がらず「お前の時代だ」とアドニスに言ってゆっくり椅子に座るシーンの美しさと言ったらもう素晴らし過ぎですよ。役目を果たし終えた男の後ろ姿よ!
そして今回良かったのがドラゴ親子!!ロッキーに破れ全てを失い、奥さんにも逃げられ、30年以上も不遇の時代を送っていたドラゴとその息子。彼らの境遇がとても重いためアドニスの苦悩も「ふーん大変だね」と思えてしまうのです。
最後の試合なんかは完全にドラゴ側を応援してましたよ私www
だって元奥さんがあえて試合観に来て勝ってる時はニコニコ観てるのに負けそうになるとフンつって帰っちゃうんですよ!このクソババア!
もうヴィクター可愛そう過ぎます。
因みにこの元奥さんちゃんとロッキー4に出ていたブリジット・ニールセンが演じています。この人スタローンの元妻でもあり、1年位で速攻で離婚して散々慰謝料を踏んだくった女です。よく出演さすよなスタローン器デカ過ぎだろ。
上クリード2 下ロッキー4
そして最後はドラゴの息子への愛がちゃんと描かれていてここが一番感動しましたね。ただの復讐の道具と思っているのかと思っていたら、ちゃんと息子が大事だったんだとわかってホッとしましたよ。良かった良かった。
もっと多くドラゴ側のドラマも描かれていたらもっと良かったw(そしたらみんなドラゴ側を応援しちゃうかw それクリードじゃなくてドラゴや)
なので大体満足なんですが、これ3作目もあるんですかね?スタローンはもうロッキーは引退らしいのであってもロッキーは出ないと思うのですが、もしあるならロッキーも亡くなっているのですかね。それは観たくないなあ。
アドニスがロッキーの墓参りするところから始まるとか絶対嫌だー。
そんな訳で映画史に残るキャラクターロッキー・バルボアの最後の姿(多分)是非劇場で観てみてください!
ちなみに平日の昼間だったせいか、私以外の客はじーさんが4、5人でしたwww ヒットしてね〜!
でわでわ。
こちらが前作。ライアン・クーグラー監督の演出とスタローンの名演が光ります。
ロッキーどれも名作です。
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今作の前日譚となった4。シリーズの中でも異色なほど演出が派手でもうミュージックビデオのようです。音楽がいつものビル・コンティではないので「ロッキーのテーマ」で始まらない唯一の作品。でもめっちゃ好きです。アガります!