はろー電気チューンズです。
今日本の映画館で埼玉と群馬が闘ってると聞いて群馬を応援しに行ってきました。
ところがGUNMAじゃなくGUNMUでした。と言う知的なギャグでしたね。
そもそも映画のタイトルは銃夢じゃなく
アリータ バトル・エンジェル
です。
日曜の昼間観に行ったら席の三分の二が埋まっている感じで結構混んでましたよ。
ジェームズ・キャメロンが制作でロバート・ロドリゲスが監督です。なんとも意外な組み合わせ、タイタニックのキャメロンとデスペラードのロドリゲスですよ。でもロドリゲスも最近はメジャーな映画も撮ってるしいいのか。
制作のキャメロンがこの原作の大ファンでずっと映画化を計画しようとしていて、それこそターミネーター2かトゥルー・ライズの頃からそんな話があることは雑誌等の情報で知ってました。
が、それから20年くらいかかってようやく完成したと言う。でも監督じゃないと言う。やれよ監督。アバターとかもういいから。
さてこの映画、日本の漫画が原作でして、木城ゆきとがビジネスジャンプに1990年から95年にかけて連載していたSF格闘漫画ですね。ところが私世代の漫画にも関わらず私これを読んでいなかったんですね。理由は特になくご縁がなかったんすかね。大学の先輩で凄いハマっている人はいましたけど。
原作ではアリータでなくガリィ。
なので今回は原作を一切知らず、予告編の情報くらいで観てきました。
感想のみでネタバレ無しです。
まず、ヒロインの目がデカイ!
ことは予告編で知っていたのでまあそんなに気になりませんでした。カットによっては可愛いとも思える程でしたしね。
いや、目がデカイことは別にどうでもよくて、この映画、エンタメとしてのSFアクションがたっぷり詰まっていて中だるみもなく最初から最後まで見せ場の連続でとても楽しめました!
私の感想としては、
単純に面白い!
アクションがカッコいい!
バイオレンス描写もスゴイ!
展開のテンポがいい!
といったところですかね。
SF世界観もさすが名作漫画が原作なだけあってよく出来ている。書き割り的な街でなく、ちゃん存在感のある街になっていました。
ただ、原作連載時は先駆け的なところがあったのでしょうが、2019年現在では既に各地で似たようなSFが出まくってしまったので流石に目新しさは無かったですね。これはモタモタしていたキャメロンが悪い。
ただ、漫画の世界観の再現については原作ファンも納得のようですね。
この映画は結構原作ファンからも評価が高く、日本の漫画原作の映画としは珍しいですね。
ただし原作ファンの人達の中には要素を詰め込み過ぎてダイジェスト版みたいだ、と言う声もあるようです。原作知らない私ですが、ちゃんとストーリーが整理されていると感じたのでダイジェスト感はなかったですね。むしろ見せ場が詰め込まれている感じで満足度が高かったです。
見せ場と言えば格闘シーンがどれもスタイリッシュでカッコ良く、特にモーターボールと言う未来の格闘スポーツのシーンは迫力満点で、超絶作画のアニメを実写で再現したような、この例えはよくわからんがとにかく、現代CGアクション映画のトップクラスのアクションシーンではないでしょうか!これは是非劇場で体感したいところ!
チャカチャカ手ぶれの多い何やっているか分からない最近ありがちなアクション映画と違って、物凄いスピード感がありながらちゃんとどうなっているかよく分かる!アリータと敵の位置関係がわかりやすい!だから面白い!
後、いちいち設定の謎をあまり引っ張らずに、ある程度話が進むとちゃんと説明があるのも良かったですね。最近の映画は謎や伏線ばかりやたらある割に勿体ぶって引っ張ることが多いのでこれも好印象でした。伏線も引っ張り過ぎると観てる方はストレスでしかないですからねー。これもテンポがいいと感じたところなんでしょう。
そんな訳でハリウッド映画がアメコミばかりの今、日本の漫画原作のSF格闘アクションで、キャラ造形を冒険しつつ(デカイ目)きっちりエンタメに仕上げてくるあたり流石キャメロンとロドリゲスってところでしょうか。
それもこの二人の役割がそれぞれの悪いところをカバーしているような気もしましたね。いいバランスだったのかも。
ところで関係ないですけど、監督のロドリゲスさんは撮影中はいつもギターを抱えて監督をするのが売りだったのですが、流石にこーゆー映画では真面目に撮ってるんでしょうかね。でもテンガロンハットは被ってそうwww
そう言えば今作にテンガロンハットの犬好きなオッサンがいたなw
あの人だけ凄いロドリゲス風味だったwww
続編があったら観たいです。是非またこのコンビで撮ってもらいたい!
原作漫画も読みたいなー。
でわでわ。
原作漫画は9巻で完結しているようです。(ただ続編もあるようだが…)一巻がAmazonで無料なのでとりあえず読んでみよう。
しかし、こう言うこともあるのでこちらもずっと昔からハリウッドで映画化の話があるAKIRAもその内ひょっこりやるかもしれないですね。